
ACM劇場ACM THEATRE
- 公演
真野響子チャリティ公演いのちの喜び、いのちの愛(かな)しみ―言葉の力・芸能の力
2011年9月11日[日]

<女優の語る日本文学2>『夢十夜』より
撮影:佐川智伯
昨年<女優の語る日本文学>でACM劇場に登場した真野響子さんの「被災地水戸市を元気づけたい」という思いが実現した公演です。夏目漱石『夢十夜』より第10夜の朗読、新作能『花供養』より「白洲正子を知る者の語り」に加え、演出家笠井賢一とのトークなど、真野さんの水戸への思いがつまった公演です。
開催情報
会場
ACM劇場
開催日
2011年9月11日[日]
演出
笠井賢一
出演
真野響子
演奏
橘政愛(パーカッション)、設楽瞬山(尺八・笛)
スタッフ
美術=望月通陽/衣裳=細田ひな子
舞台監督=久野伸二
照明=佐野清一、目原瞬
音響=山本基之、高橋弘輔
舞台スタッフ=水戸芸術館舞台技術係
芸術監督=松本小四郎
チケット情報
料金
【全席指定】前売:3000円、当日:3300円
本公演の収益金は、水戸芸術館復興のために使わせていただきます。
チケットは完売いたしました。公演日の午前9時30分より、立見券(2,000円)を販売いたします。また、キャンセル券がありましたら同時に販売いたします。(電話受付のみ/チケット予約センター:029-225-3555)
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
財団法人水戸市芸術振興財団
プロフィール

出演◎真野響子(まや・きょうこ)
東京都出身。
桐朋学園大学芸術学部演劇科卒業後、劇団民藝に入団。'92年フリーに。美術に造詣が深く、女優業以外で、金沢大学講師、神戸市立森林植物園名誉園長等幅広く活躍している。
主な出演作品:TVドラマ「雲と風と虹と」、「御宿かわせみ」、「流れてやまず」、「愛情物語」、「炎立つ」、06年NHKドラマ「ちゅらさん」、08年NHK大河ドラマ「篤姫」、2010年NHKドラマ「坂の上の雲」など。
映画「忍ぶ糸」「男はつらいよ 寅次郎と殿様」、「良寛」、「陽はまた昇る」、「春の雪」、2010年「FLOWERS」など。
舞台「桜の園」、「迷路」、「青春の門」、「日の出」、「おおわが街」、「シルビア」、2010年「おくりびと」など。

演出◎笠井賢一(かさい・けんいち)
アトリエ花習代表
1949年生まれ。
今尾哲也氏(歌舞伎研究)に師事。歌舞伎俳優八世坂東三津五郎秘書として著作の助手を務める。劇作、演出家として古典と現代をつなぐ演劇活動を、能狂言役者や歌舞伎役者、現代劇の役者たちと続ける。「古事記」から「源氏物語」「平家物語」、近松門左衛門、宮澤賢治、新作能まで幅広く演出。最近の仕事では「三酔人夢中酔吟」、「古事記」、「今様 小栗判官照手姫」で橘、設楽の演奏家と共に新しい劇場音楽の創生を目指す。

尺八・笛◎設楽瞬山(したら・しゅんざん)
郡山流尺八奏者として活躍。演奏活動のほかに、演劇や語りの音楽として、演劇的な内容に深く添った表現を実現する。代表作に若村麻由美一人芝居「小宰相身投―平家物語による」や、同じ平家物語による麻実れいの語り芝居「女院出家」の音楽がある。

パーカッション◎橘政愛(たちばな・まさよし)
創作竹楽器集団「東京楽竹団」代表
打楽器奏者。既製の楽器に加え、鉄片、木片、植木鉢などを用い、ダイナミズムと透明感のある独自の音の世界で演奏活動を展開。また演劇の音楽創りにおいては、上演内容や役者の心情い深く添った世界を聞かせる。

美術◎望月通陽(もちづき・みちあき)
1953年静岡市生まれ。
染色、ガラス絵、ペン画、ブロンズ、木彫、鋳造ガラス、陶など、多様な技法を用い、型染めにより培われた形と線でユーモアに満ちた独自の作品世界を築いている。装幀、装画も多数。光文社・古典新訳文庫カバー画などを手掛ける。1995年講談社出版文化賞ブックデザイン賞、2001年ボローニャ国際児童図書展賞受賞。著作に画文集「道に降りた散歩家」「方舟に積むものは」、作品集に「円周の羊」などがある。

衣裳◎細田ひな子(ほそだ・ひなこ)
衣裳・制作。山野美容専門学校卒業。衣裳デザイン、衣裳製作、着付、ヘアメイクなど様々なジャンルを手掛ける。衣裳家としては、オペラから和物まで幅広くデザイン。