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【重要なお知らせ】

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第34回水戸映画祭・日本映画が好き2019

2019年9月21日(土)〜9月23日(月・祝) 

水戸では鑑賞する機会が少ない作品を上映する「水戸映画祭」
往年の名作を貴重なフィルムで上映する「日本映画が好き」
多種多様な映画を楽しめる充実のプログラムでお届けします。

開催情報

会場

ACM劇場

開催日

2019年9月21日(土)〜9月23日(月・祝) 

チケット情報

料金

第34回水戸映画祭 9月21日(土)~23日(月・祝)
日本映画が好き2019 9月23日(月・祝)

【料金】
・水戸映画祭 プログラム A:¥1,800
       プログラム B:前売 ¥3,000 当日 ¥3,300
       プログラム C~F:¥1,500
       ※全席指定・入替制

・日本映画が好き:各回¥500
         ※全席自由・整理番号付き(予約制)
         入場は整理番号順になります。

チケットに関するお問い合わせ:水戸芸術館 Tel.029-225-3555
内容に関するお問い合わせ:NPO法人シネマパンチ Tel.029-253-5783

チケット発売日

2019年8月9日 9:30〜

チケットの取扱い

窓口
エントランスホール内チケットカウンター(営業時間 9:30〜18:00/月曜休館)
お電話
チケット予約センター Tel.029-225-3555(営業時間 9:30〜18:00/月曜休館)

※各プログラム10分前開場となります。
※出演者のキャンセル、変更等に対しての払い戻しは一切行いませんので予めご了承ください。

お問合せ

水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111

【第34回水戸映画祭】

©2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会

9月21日(土)13:10~ Aプログラム:『ブルーアワーにぶっ飛ばす』¥1,800

2019年/日本/92分
監督・脚本:箱田優子
出演:夏帆、シム・ウンギョン、渡辺大知 ほか

茨城出身 箱田優子監督の茨城ロケ作品 【茨城県内先行上映】
上海国際映画祭アジア新人部門最優秀監督賞、台北映画祭など海外映画祭でも話題をさらった本作、待望の地元凱旋上映です!

30歳のCMディレクター・砂田は、東京で日々仕事に明け暮れ、理解ある夫もいて満ち足りた人生を送っている…ように見えるが、口を開けば毒づいてばかりで心は荒みきっている。ある日、病気の祖母を見舞うため、故郷茨城に自由奔放な秘密の友だち・清浦とともに帰郷することに。1日の始まりと終わりに一瞬だけ訪れる、空が青色に染まる静寂の時間「ブルーアワー」。いつの間にか大人になってしまった全ての人に贈る、新たな傑作が誕生した!
『海街diary』『天然コケコッコー』など爽やかなキャラクターで映画ファンを魅了してきた夏帆が新たに拓いた新境地。
『新聞記者』も話題のシム・ウンギョンが愛嬌たっぷりに息の合った演技を披露しています。

10月11日(金)より、 シネプレックスつくば、イオンシネマ守谷、テアトル新宿、ユーロスペースほか全国公開!

©2019『長いお別れ』製作委員会

9月21日(土)15:30~ Bプログラム:『長いお別れ』前売り¥3,000 当日¥3,300

『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督最新作 水戸凱旋上映+
トークと主題歌「めぐる」優河ライヴのスペシャル企画!

2019年/日本/127分
監督・脚本:中野量太
出演:蒼井優、竹内結子、松原智恵子、山﨑努
北村有起哉、中村倫也、杉田雷麟、蒲田優惟人 ほか
原作:『長いお別れ』中島京子(文春文庫 刊)
主題歌:優河「めぐる」(Pヴァイン・レコード)

だいじょうぶ。記憶は消えても、愛は消えない。

父の70歳の誕生日会。久しぶりに集まった娘たちに母から告げられたのは、中学校校長も務めた厳格な父が認知症になったという事実だった。ゆっくり記憶を失っていく父との、お別れまでの7年間。それは、思いもよらない出来事と発見に満ちた日々。笑って泣いて、前に進んでいく家族たちの、新たな愛の感動作!

2006年第10回水戸短編映像祭コンペティション部門で準グランプリを受賞した中野量太監督の最新作をついに凱旋上映!前作、初めての長編商業映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(16)が、日本アカデミー賞主要6部門を含む国内の映画賞計34部門を受賞するなど、いまや日本映画界が大注目する中野監督をお招きし、本作についての思いをじっくりうかがいます。
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映画とトークのあとは、エンドロールの余韻もそのままにエンディングテーマ「めぐる」を歌唱した優河によるライヴ。月光のように崇高で神秘的な美しさを備えた歌声を心ゆくまでご堪能ください。元「森は生きている」の岡田拓郎(Gt.)と谷口雄(Key.)、「赤い靴」や「大橋トリオ」のドラマーとして知られる神谷洵平(Drs.)というバンド編成でお送りします。

優河 Yuga
1992年2月2日東京生まれ。2011年からシンガーソングライターとしての活動を開始。2015年11月、1stオリジナルフルアルバム「Tabiji」をリリース。2016年10月よりNHK Eテレ「シャキーン!」に提供した楽曲「朝にはじまる」がオンエア。TVCMナレーション(UNIQLO、POLAなど)や、TVCM サウンドロゴを歌唱するなど、活動を広く展開。2017年2月、ミニアルバム「街灯りの夢」をリリース。2018年3月に2ndフルアルバム「魔法」、2019年5月にミニアルバム「めぐる」をP-VINEレコードからリリース。全国各地でのツアーライブも精力的に行っている。

メンバー
優河(Vo,Gt)
岡田拓郎(Gt)、谷口雄(Key)、神谷洵平(Drs)

©2018 NORD_QUEST FILMS_ARTE FRANCE CINEMA

9月22日(日)11:20~ Cプログラム:『アマンダと僕』¥1,500

2018年/フランス/107分
監督・脚本:ミカエル・アース
出演:ヴァンサン・ラコスト、イゾール・ミュルトリエ、ステイシー・マーティンほか

消えない悲しみを抱えて、それでも寄り添って生きる青年と少女
君が笑えば、世界はまた輝きだすー

夏の日差し溢れるパリ。おだやかで幸せだった日々に、突然起きた悲劇。大切な姉を失った青年ダヴィッドは、母を亡くしひとりぼっちになった姪アマンダの世話を引き受けることに…
愛する人を奪われた人たちは、どのように折り合いをつけながらその先の人生を生きていくのか。そのひとつの答えを、本作は青年と少女に寄り添い紡ぎ出す。今もなお傷を抱えた現在のパリの社会情勢が色濃く映る。あの頃にはもう二度と戻れないが、この映画は誰かの存在によって、悲しみはきっと乗り越えられるということを教えてくれる。希望の光が差し込むラストシーンは、観客を大きな感動に包み込む。

©Yamaguchi Center for Arts and Media[YCAM]

9月22日(日)13:40~ Dプログラム:『ワイルドツアー』+『ブランク』¥1,500

三宅唱×染谷将太@「YCAM Film Factory」
山口情報芸術センター[YCAM]の映画制作プロジェクト生まれの2作品

『きみの鳥はうたえる』(2018)、震災後の水戸で撮影された『Playback』(2012)、水戸芸術館で「キッズ・シネマ・ワークショップ」も行った三宅唱監督が、約8ヶ月の山口滞在ののち完成させた最新作『ワイルドツアー』と、水戸ロケ作品『不気味なものの肌に触れる』(2013,濱口竜介監督)、『ECTO』(2019,渡邊琢磨監督)に主演し、俳優のみならず監督としても活動する染谷将太監督の『ブランク』です。

『ワイルドツアー』
2018年/日本/67分
監督・脚本・撮影・編集:三宅唱
出演:伊藤帆乃花、安光隆太郎、栗林大輔 ほか
音楽:Hi'Spec メインビジュアル撮影:ホンマタカシ

山、海、10代、植物、初恋ー
「ワイルドな」成長の記録が繊細に映し出された青春映画

実際にYCAMでおこなっている、採取した植物のDNAを解析し植物図鑑を作るワークショップを物語の出発点におき、そこで出会った10代の若者たちが、山や海へ「新しい種」を求めて探索しながら、自然とともに成長していく。出演者はほぼ演技経験のない10代の中高生たち。監督と出演者が一緒になって脚本や演出を考えながら撮影を重ねてきた。フィクションでありながら、時に彼らのナマの成長の記録も映し出された、どこにもない珠玉の青春映画!

『ブランク』
2017年/日本/26分
監督:染谷将太 脚本:菊地凛子
出演:山本剛史、染谷将太
音楽:渡邊琢磨 

山口の、とある施設に勤める警備員の男。ある夜、施設を見回りに行くと不可思議な出来事が起き始める。男につきまとう白い影。これは男の妄想なのか現実なのか。虚構と現実が交差してゆく不可思議な一夜の物語。

©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO

9月22日(日)16:05~ Eプログラム:『旅のおわり世界のはじまり』¥1,500

2019年/日本・ウズベキスタン・カタール/120分
監督・脚本:黒沢清
出演:前田敦子、加瀬亮、染谷将太、柄本時生、アディズ・ラジャボフ

心の居場所を見失ったらー?扉をひらく鍵はここにある。


テレビ番組のリポーターを務める葉子は、かつてシルクロードの中心地として栄えたこの地を訪れた。約束どおりにはいかない異国でのロケで、いらだちを募らせるスタッフ。ある日の撮影が終わり、ひとり街に出た彼女は、聞こえてきた微かな歌声に誘われ美しい装飾の施された劇場に迷い込む。そして扉の先で、夢と現実が交差する不思議な経験をする──。彼女が、旅の果てで出会ったものとは……?
古都サマルカンド、喧噪のバザール、タシケントのナボイ劇場、国境近くの山岳地など、ウズベキスタンで全編ロケ撮影された本作は、美しい風景とともに、1コマごとに主人公の心の移ろいを映し出し、観客を主人公たちと一緒に異郷を旅する気分へ誘う。

2019年度優秀映画鑑賞推進事業「日本映画が好き2019」

主催:水戸市優秀映画鑑賞推進事業実行委員会/文化庁/国立映画アーカイブ
特別協賛:木下グループ

文化庁と国立映画アーカイブによる、日本映画の名作を鑑賞する機会を広く提供する事業。今回は、戦後の混乱を乗り越え、復興の時を迎えた日本に生きる様々な家族や夫婦の姿を描いた2作品を上映します。

9月23日(月・祝)10:30~ 『煙突の見える場所』¥500

1953年/白黒/スタンダード/108分
監督:五所平之助
出演:田中絹代、上原謙、高峰秀子、芥川比呂志 ほか

東京・千住にある、見る場所によっては四本にも一本にも見えるという巨大な「お化け煙突」。この界隈を舞台に、戦後の日本を生きる庶民の悲喜こもごもを描き出した五所平之助監督の代表作。足袋問屋に勤める実直な中年男・緒方隆吉は、戦災未亡人であった妻弘子とつつましく暮らしている。生活の足しにと二階を間貸しているが、そこに見も知らぬ赤ん坊が置去りにされていたことから一騒動がもちあがる。実存主義的な作風で知られる椎名麟三の短編「無邪気な人々」を中心に、黒澤明作品で知られる小国英雄が脚本を書き、五所監督自らが主宰する独立プロダクションで製作した「不思議な笑い」を醸し出す一篇となった。

9月23日(月・祝)12:55~ 『この広い空のどこかに』¥500

1954年/白黒/スタンダード/109分
監督:小林正樹
出演:佐田啓二、久我美子、高峰秀子、石浜朗、大木実 ほか
どこにでもある町の酒屋。働き者の若主人と嫁いできたばかりのその妻。一緒に暮らすのは若主人にとって亡くなった父の後妻である義理の母と、その子供である妹と弟。気がかりは戦争で足を悪くして家に引きこもりがちな妹。そんな平凡な家族でおこるささやかな誤解と、やがて来る和解。人物の感情の流れを細やかに、かつ鮮やかにとらえたホーム・ドラマの名作。木下恵介監督の門下として前々年にデビューし、その後『人間の條件』(1959~61)や『怪談』(1964)などの大作により、世界的巨匠となった小林正樹監督による第四作目である。

【第34回水戸映画祭】

©2019映画「愛がなんだ」製作委員会

9月23日(月・祝)15:20~ Fプログラム:『愛がなんだ』¥1,500

2019年/日本/123分
監督:今泉力哉
出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、穂志もえか、中島歩
   片岡礼子、筒井真理子、江口のりこ ほか

全部が好き。でもなんでだろう、私は彼の恋人じゃない。

いつもと同じ景色がまるで違って見える。1日の時間のすべてがその人のためにある。それ以外のこと……会社も女友達も、おもしろいくらい意味がなくなってしまう。1分でも1秒でも多く、その人のそばにはりついていたい。例えその人の心に、別の誰かがいても――。猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、恋に落ちた瞬間、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。どこまでも“自分系”のマモちゃんに振り回されるテルコの、狂暴で愛おしい片思いの行方は……?

監督は、2008年第12回水戸短編映像祭コンペティション部門にてグランプリを受賞した今泉力哉監督。色気とリアルを併せ持つ数々の“ダメ恋愛映画”を生み出し、これまで熱狂的なファンを獲得してきた。あれから11年、水戸短編でも当時鮮烈な印象を残した今泉監督の、話題の新作を上映します!