Suzie Miller
スージー・ミラー
作
プロフィール
オーストラリア・メルボルン出身。劇作家、脚本家、弁護士、人権活動家。
当初、メルボルン・モナシュ大学にて免疫学と微生物学を学んだが、その後、シドニー・ニューサウスウェールズ大学にて法学の学位を取得。弁護士として勤務しながら、同大学にて演劇と映画の修士号も取得。戯曲の執筆も継続していた。
ミラーの処女作『クロス・セクションズ』は、シドニーの歓楽街でホームレスの若者の弁護士として働いた経験に基づき執筆され、2004年に初演。
また、続く『リーザブル・ダウト』は2008年のエディンバラ・フリンジ・フェスティバルで初演され、同年に、ニューヨーク・フリンジ・フェスティバルでも上演。同フェスティバルの優秀脚本賞を受賞し、初期の代表作として、今も上演が重ねられている。
その後、オーストラリアにて判事として勤務しながら、同時期に、英国ロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターからオファーを受ける。それをきっかけに専業の劇作家となることを決意し、同じく弁護士だった夫や子供たちともどもロンドンに移住。家族がシドニーに戻った後も、シドニーとロンドンを往復しながら活動を続け、現在はニューヨークにも拠点を広げている。
ミラーの戯曲の多くは社会正義の問題を軸にしている。彼女を世界的な名声に導いたのは、やはり『プライマ・フェイシィ』である。本作で、2023年のローレンス・オリヴィエ賞最優秀戯曲賞を獲得。その後、待たれていた最新戯曲は、2025年夏にロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターで初演された『インター・エイリア』で、刑事裁判所判事を務める女性を主人公に、公的な立場と私的な考えの中で葛藤する姿をスピード感あふれるタッチで描き、絶賛を博した。本作は、2026年3月下旬からウエストエンドに進出。その再演が注目を集めている。

