
ACM劇場ACM THEATRE
- 公演
野村万作抄19「棒縛」「若菜」
2012年4月14日[土]

「若菜」
昨年、震災により中止を余議なくされてしまった野村万作抄。
1年を経て、春の香り豊かな華やかな演目で、ふたたびACM劇場に戻ってきます。
19回目となる今回は、狂言の代表作の一つで、観ているこちらも楽しくなれる狂言「棒縛」、素囃子 早舞、そして数々にちりばめられた謡や舞が印象的な、趣深い狂言「若菜」をお楽しみ頂きます。みなさまのご来場をお待ちしております!
開催情報
会場
ACM劇場
開催日
2012年4月14日[土]
演者
野村万作、野村萬斎、石田幸雄、
深田博治、月崎晴夫、竹山悠樹、
中村修一、村井一之、内藤連、岡聡史
囃子方
佃良太郎、桜井均、鳥山直也、小野寺竜一
協力
万作の会、水戸芸術館ACM劇場
チケット情報
料金
【全席指定】前売・当日共に:S席4,000円、A席3,000円、B席2,000円
チケットは完売致しました。キャンセル券と立見券(1,500円)を公演当日の午前9時30分より電話受付(029‐225‐3555)を致します。
●先行予約は電話予約のみ
●先行予約はお一人様2枚まで
●一般発売日はお一人様4枚まで
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
公益財団法人水戸市芸術振興財団
演目

「棒縛」
棒縛(ぼうしばり)
二人の家来が、留守中に酒蔵の酒を盗み飲みすると知った主人は、太郎冠者の両手を棒に、次郎冠者の手を後ろ手に縛って出かけてしまう。それでも酒が飲みたい二人は、縛られたままで何とか酒を飲むことに成功する。そのうちに大酒盛りになり、謡えや舞えやと大騒ぎしているところへ、主人が帰ってきて…。
自由の利かない手で酒蔵の戸を開けたり、足と手だけで舞を舞ったり、と、遊び心に裏付けられた自由さがある作品です。観ているこちらも心楽しくなれる、狂言の代表作の一つです。

「若菜」
若菜(わかな)
果報者が、同朋(僧形の近侍)の海阿弥を連れて野辺へ遊びに出かけると、大勢の大原女たちが「春毎に君を祝ひて若菜摘む…」と謡いながら近づいてくる。果報者はその風情に心惹かれ、女たちを近くに呼んで酒盛りを始める。代わる代わるに謡い舞ううちに座は盛り上がるが、やがて日も暮れたので、名残を惜しみながら別れを告げるのだった。
数々にちりばめられた謡や舞が印象的な、趣深い狂言です。梅の香りが漂ってくるような野辺の風情をお楽しみ下さい。