
ACM劇場ACM THEATRE
- 公演
野村万作抄21小舞「景清」後、「二人大名」「悪太郎」
2014年4月19日[土]

二人大名
【演目】小舞「景清」後、「二人大名」「悪太郎」
【出演】野村万作、野村萬斎 ほか
21回目の今回は、野村萬斎による小舞「景清」のほか、中世の下剋上の世相が反映され、哀しくもおかしい作品「二人大名」、狂言らしい笑いに溢れる前半と共に、悟りに至る後半もまた見どころの「悪太郎」をお楽しみいただきます。
※公演のはじめに石田幸雄より解説がございます。
開催情報
会場
ACM劇場
開催日
2014年4月19日[土]
演者
野村万作、野村萬斎、石田幸雄
深田博治、高野和憲、月崎晴夫
岡聡史、中村修一、内藤連
協力
万作の会
チケット情報
料金
【全席指定】S席5,000円、A席4,500円、B席3,500円
チケットは完売しました。 キャンセル券と立見券を公演日の朝9時30分より電話受付いたします。(☎029-225-3555)
先行予約は電話予約のみ(お一人様2枚まで)一般発売日はお一人様4枚まで
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
公益財団法人水戸市芸術振興財団
演目&あらすじ
小舞「景清」後
野村萬斎
地謡…岡聡史、中村修一、飯田豪

二人大名(ふたりだいみょう)
野遊びに出た二人の大名が、太刀を持たせるお供の者を探そうと海道で待っていると、使いに行く男が通りかかったので無理矢理太刀を持たせる。はじめはしぶしぶ従っていた男だが、不意に太刀を抜いて大名たちを脅し、小刀や素袍を取り上げてしまう。男の言うなりになった二人の大名は…。
次第にエスカレートしていく男の要求に懸命に応える大名の姿には、中世の下剋上の世相が反映され、哀しくもおかしい作品となっています。犬や鶏の物真似や小歌など、様々な中世の遊興が登場します。コンビネーションの妙とともにお楽しみ下さい。
大名…深田博治
大名…高野和憲
通りの者…内藤連

悪太郎(あくたろう)
乱暴者の悪太郎は、酒を飲むことを非難する伯父を脅してやろうと、長刀を携えて出かけていく。ところが、そこでもさんざん酒を飲み、よい機嫌になると、帰る道すがら寝込んでしまう。後をつけてきた伯父は、道端に寝ている悪太郎を見つけて僧形にし、「今後は南無阿弥陀仏と名づける」と言い渡して去る。さて、目を覚ました悪太郎は…。
行き場の無いエネルギーを放出していた悪太郎ですが、「南無阿弥陀仏」と名づけられるのを境に舞台が一変します。狂言らしい笑いに溢れる前半と共に、悟りに至る後半もまた見どころです。
悪太郎…野村万作
伯父…石田幸雄
僧…野村萬斎
後見…月崎晴夫