チケット

【重要なお知らせ】

ACM劇場ACM THEATRE

  • 公演

第19回水戸短編映像祭+第30回水戸映画祭

2015年9月19日[土]〜2015年9月22日[火] 

短編作品にスポットを当てた「短編映像祭」と、水戸では鑑賞する機会が少ない作品を上映する「水戸映画祭」を同時開催します。映像・映画の“いま”を感じられる充実のプログラムをお届けします。

※9月19日(土)に開催を予定しておりました『日本映画が好き』は、諸般の事情により中止となりました。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

開催情報

会場

ACM劇場

開催日

2015年9月19日[土]〜2015年9月22日[火] 

企画協力

310+1シネマプロジェクト

協力

ホテル水戸シルバーイン・茨城映画センター・LOADSHOW

チケット情報

料金

【全席自由席】オープニングプログラム1,000円、A,B,Cプログラム各1,300円 Dプログラム2,000円 E,Fプログラム1,500円 コンペティション部門通し券1,500円 4日間通し券6,000円(20枚限定)
チケットの整理番号順(予約・購入順)でのご入場になります。(19日オープニングシンポジウム、野外上映をのぞく)
プログラム毎の入替制です。(コンペティション部門を除く)
出演者のキャンセル、変更に対しての払い戻しは一切行いませんので予めご了承ください。
※9月19日(土)に開催を予定しておりました『日本映画が好き』は、諸般の事情により中止となりました。何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

お問合せ

水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111

オープニング上映 9/19(土)14:15~
1,000円

『丸』
2014年/日本/89分
監督・脚本•編集:鈴木洋平
出演:飯田 芳、木原勝利、池田 将、金子紗里、松浦祐也、村上ROCKほか

ゲスト:鈴木洋平(監督/脚本/編集)、池田 将(プロデューサー兼出演)、今村左悶(プロデューサー兼音楽)、上野修平(ラインプロデューサー)、飯田 芳(主演)


水戸在住・鈴木洋平監督最新作
突如として出現した球体、
演劇的日常とSF的時空間をワープする超感覚


水戸在住・鈴木洋平監督の作品『丸』がね、スゴイことになっているのですよ!北野武監督を世界に送りだしたトニー・レインズ氏に絶賛され、「NEW DIRECTORS NEW FILMS」(NY)、「バンクーバー国際映画祭」(カナダ)、「ウィーン国際映画祭」(オーストリア)、「台北映画祭」(台湾)と世界中の映画祭で上映されているのです。満を持して水戸タンペンに登場。とにかくまずは目撃してください!!!

STORY
奇妙な形をした古い一軒家で父子心中未遂事件が発生。父親は銃で自殺、現場にいた次男とその恋人は事件以来、静止してしまう。その視線の先にあるものは…。『2001年宇宙の旅』のモノリスのようにもの言わぬ謎の球体がもたらしたものは叡智ではなく静止?記者・出口は独自に事件の調査を進めるが、不条理な世界に迷い込んでしまう。

オープニング・シンポジウム 9/19(土)16:50~
入場無料

『水戸発映画の過去>現在>未来』
登壇者:磯崎寛也(一般社団法人いばらき社会起業家協議会文化部部会長/NPO法人シネマパンチ理事)、平島悠三(NPO法人シネマパンチ代表)、木滝和幸(『ローリング』プロデューサー)、鈴木洋平(映画監督)、池田将(映画監督)

震災直後の水戸で三宅唱監督『Playback』が撮影され、その後水戸で『不気味なものの肌に触れる』『ローリング』というインディペンデント映画が撮影された。そして今、水戸の監督による、水戸市民が出演する、水戸を描いた映画を水戸で撮るという新たなチャレンジが始まる―。これらの作品が、日本映画の現在にとってどういった意味があり得るのか?水戸という街に何をもたらすことになるのか?

(C) 1989 Universal Studios. All Rights Reserved.

野外上映実行委員会presents
野外上映会 9/19(土)18:30~ 広場にて開催
入場無料

『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』
会場:水戸芸術館広場 ※小雨決行・荒天の場合20日へ順延

原題:Back to the Future Part II
1989年/アメリカ/107分
監督:ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイドほか


「2015年」はバック・トゥ・ザ・フューチャー2の年!
現実はどれくらい映画に近づいた?


今年の野外上映は2015年を舞台にした「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」をセレクト。あの頃想像していた未来はどんなものだったのでしょうか?現実は映画の中の未来世界にどれくらい近づいたのでしょうか?「未来は自分で変えられる」ということを教えてくれたマーティとドクとデロリアンが大スクリーンに帰ってくる!

STORY
1955年から、自分のいた時代である1985年へ無事に戻ることができたマーティ。だが、そこへドクが現れてマーティと恋人ジェニファーをタイムマシンのデロリアンに乗せると、有無を言わせず2015年へと連れていく。その目的は、後に夫婦となるマーティとジェニファーがもうけた息子が起こすことになる事件を未然に防ぐことだった。何とか息子を守ることができ、1985年に帰還したマーティたち。しかし、2015年のある出来事が作用して元の1985年とは全く違った世界に変貌していた。世界を元通りにするため、再び1955年にタイムスリップすることになったマーティだったが……。

© 2014 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.

A program 9/20(日)12:30~ 1,300円

『自由が丘で』
2014年/韓国/67分
監督・脚本:ホン・サンス
出演:加瀬亮、ムン・ソリ、ソ・ヨンファ、キム・ウィソン、チョン・ウンチェ、ユン・ヨジョンほか

ゲスト:松井 宏(プロデューサー/映画批評/翻訳)
1980年生まれ。雑誌「nobody」元編集委員。映画『Playback』『THE COCKPIT』(ともに三宅唱監督)、『5 windows eb/is』(瀬田なつき監督)などのプロデューサーを務める。訳書に『モンテ・ヘルマン語る~悪魔を憐れむ詩』など。


加瀬亮主演 × ホン・サンス監督 奇跡のコラボレーション!

この街を僕は いったりきたり。 恋も いったりきたり。
しみじみとした愛すべき物語、宝物のような1本をあなたにお届けします。

自らホン・サンス ファンを公言する加瀬亮。2012年の秋、来日していたホン・サンスとの対談がきっかけとなり『自由が丘で』は生まれた。バラバラになった手紙を軸に、韓国の鬼才ホン・サンスが描く「男と女」と「時間」についての考察。いったりきたりする時間、英語と韓国語のぎこちない掛け合い、遊び心あふれる仕掛け――今まで以上に軽やかさを増し、『自由が丘で』は観る者の心も軽くする。

STORY
思いをよせる年上の韓国人女性クォン(ソ・ヨンファ)を追いかけて、ソウルへとやってきた男、モリ(加瀬亮)。しかし、彼女は見つからず、彼女に宛てた日記のような手紙を書き始める。彼女を探して、ソウルの街をいったりきたり。同じゲストハウスに泊まっているアメリカ帰りの男(キム・ウィソン)と仲良くなり、毎晩のように飲んで語らって。迷子になった犬をみつけたことで、カフェ<自由が丘>の女主人(ムン・ソリ)と急接近。ワインを飲んで良いムードに…。路地の多い迷路のような街で、時間の迷路に迷い込むモリ。モリは彼女に会えるのだろうか?モリにとっての本当の幸せとは…?

©2015「グッド・ストライプス」製作委員会

B program 9/20(日)14:30~ 1,300円

Migratory Cinema vol.3
『グッド・ストライプス』
2015年/日本/119分
監督・脚本:岨手由貴子
出演:菊池亜希子、中島歩ほか


岨手由貴子監督・脚本、菊池亜希子・中島歩W主演作

水戸短編映像祭コンペティション部門出身監督の現在を紹介する「マイグラトリー・シネマ」第3弾。
結婚・妊娠を契機に家族や友人、元恋人、ペットなどとの関係の再考を迫られたカップルに菊池亜希子(『森崎書店の日々』『深夜食堂』)と中島歩(「花子とアン」)。それぞれの過去・現在における葛藤に直面し、新たな受容を経て、小さな一歩を踏み出していく物語。結婚は決してドラマなどではなく、離別・喪失そのものでもあるということ、さまざまなテーマが役者の視線や些細な表情によって浮かび上がります。監督は第8回水戸短編映像祭コンペティション部門ノミネート、ぴあフィルムフェスティバルなど多数の受賞歴を誇り、近年注目を集めている岨手由貴子。結婚・出産という普遍的なテーマを女性独自の視点からゆるやかに描き、すばらしき平行線(=グッドストライプス)を提示してくれました。

STORY
自由奔放な文科系女子の緑と、優柔不断なおぼっちゃま男子の真生。長年の付き合いでマンネリ状態の2人に妊娠が発覚して…

SHAKEY PICTURES (C) MMXIV

C program 9/20(日)17:30~ 1,300円

『ヒューマン・ハイウェイ』(ディレクターズ・カット版)
+「ニール・ヤング スペシャルインタビュー映像(撮影・編集:三宅唱)」併映!

オリジナル:1982年
ディレクターズ・カット:2014年/アメリカ/80分
監督:バーナード・シェイキー(ニール・ヤング)
出演:ニール・ヤング、ディーン・ストックウェル、DEVOの面々(マーク・マザーズボウ、ジェラルド・V・キャセール、ロバート・マザーズボウ、ロバート・キャセール、アラン・マイヤース)、デニス・ホッパーほか

企画協力:boid


2014年トロント国際映画祭正式出品、日本初公開!
ニール・ヤング監督・主演
廃棄物処理場で赤く光るDEVO、キッチンで狂うデニス・ホッパー…
アメリカの荒野で繰り広げられるA NUCLEAR COMEDY


ニール・ヤングは本映画をきっかけとしてDEVOのマーク・マザーズボウの助言と影響により、1979年のアルバム「RUST NEVER SLEEPS」を発表、当時台頭してきていたパンクロックへの共鳴を示すようなアルバムとなった。その中でも永遠に残る代表曲となったのが「Hey Hey, My My」。本作の劇中ではニール・ヤングとDEVOの面々がこの曲で激烈な演奏を見せている。初公開は1982年だが、2014年トロント映画祭にて突如ディレクターズ・カット版が登場。ニール・ヤングが300万ドルの自己資金を投じ制作したインディペンデント作品が、9/12に新宿シネマカリテにてめでたく日本初公開となるのに続き、水戸短編映像祭にも登場!

STORY
DEVOのメンバーが働いている廃棄処理場のある街がボブ・ディランの「風に吹かれて」を歌えないほど放射能で汚染されている中、主人公の自動車修理工が夢の中でネイティヴ・アメリカンと一緒に歌いコンサートを開くが、最後は事故で地球が終わってしまう。

©HTB

D program 9/21(月)12:30~ 2,000円

『水曜どうでしょう』(How do you like wednesday?)

『初めてのアフリカ』
2013年/日本/45分

新作DVD第23弾発売記念『対決列島』名場面ダイジェスト
2001年/日本/20分

出演:鈴井貴之・大泉洋
ディレクター:藤村忠寿・嬉野雅道

ゲスト:藤村忠寿(チーフディレクター)
‘65愛知県名古屋市生まれ。北大法学部卒業後、’90にHTBに入社。東京支社編成業務部業務デスクを経て‘95に制作部に。「水曜どうでしょう」の前身である「モザイクな夜」のディレクターとして活躍。‘96に同僚の嬉野雅道と共に「水曜どうでしょう」を立ち上げる。少ないスタッフ、低予算を逆手にとり、当時としては珍しかったデジタルビデオによる機動性のあるロケや、海外ロケにも果敢に挑戦。空前の「どうでしょう」ブームを生み出した。番組は2002年9月末で一旦ピリオドを打ったが、2003年3月からはDVD化を開始。2008年にHTB開局40周年スペシャルドラマ「歓喜の歌」、2009年にはスペシャルドラマ「ミエルヒ」、2012年「幸せハッピー」を制作。妻と1男・2女と札幌市で暮らす 趣味はルアーフィッシング(釣り場は、ニセコ・道東など)

ゲスト:嬉野雅道(ディレクター、デジカム撮影担当)
‘59佐賀県生まれ。フリーのディレクターとして東京で活躍するも、札幌の暮らしに憧れ、‘96にHTBに転じ、「水曜どうでしょう」の立ち上げにディレクター兼デジカム撮影として参加。一大ブームの立役者となる。無類のカメラマニアとして知られ、ロケ先で撮った写真を写真展や2冊の写真集としても集大成している。
ドラマ「四国R-14」では脚本を、「水曜天幕團」では、原作を担当。藤村演出による一連のHTB制作のスペシャルドラマでは企画やプロデューサーも務めている。

水戸短編映像祭初登場!
最新作と人気NO.1企画を上映+
腹を割って話す!D陣スペシャルトーク


茨城藩士の皆様お待たせいたしました!ご存知『水曜どうでしょう』が水戸短編にやってきます!
『水曜どうでしょう』は、1996年に放送を開始したHTB北海道テレビ制作のローカル番組。出演者:鈴井貴之・大泉洋、ディレクター:藤村忠寿・嬉野雅道の「どうでしょう班」が中心となり「低予算」「低姿勢」「低カロリー」の3低をモットーに、サイコロの目に従ってひたすら移動を繰り返す「サイコロ企画」、原付バイクで日本列島を横断するなど過酷な状況に追い込まれる企画の数々で、地方発番組としては異例のフォロワーを生み出し、大泉洋をはじめTEAM NACSは今や全国区で俳優としてTV、映画、CMにと活躍している。2002年にレギュラー放送が終了し、不定期放送となった現在も各地で再放送され、どうでしょう藩士は日々全国に増殖中。
水戸短編では県内未放送となっていた2013年の最新作『初めてのアフリカ』 上映+藤村忠寿、嬉野雅道の両氏にお越し頂いてのディレクターズトークを開催します!どうでしょうの魅力がいっぱいに詰まったこのプログラム、お見逃しなく!

●本プログラムのチケットは、前売り・当日いずれも完売いたしました。

©2015「ローリング」製作委員会

E program 9/21(月)15:15~ 1,500円

『ローリング』
2015年/日本/93分
監督・脚本・プロデューサー:冨永昌敬
出演:三浦貴大、柳英里紗、川瀬陽太ほか

ゲスト:冨永昌敬、柳英里紗(予定)、川瀬陽太(予定)


冨永昌敬監督最新作「オール水戸ロケ」映画、全国を絶賛ローリング→水戸に凱旋上映!

教え子たちよ、ありがとう。ハレンチな私は、一からやり直します。

第5回水戸短編映像祭コンペティション部門グランプリを受賞後、『パビリオン山椒魚』『乱暴と待機』など抜群の映像センスで観客・批評家を魅了してきた冨永昌敬監督によるオリジナル長編映画が水戸の歓楽街・大工町を舞台に撮影された。主役の貫一に邦画界の期待を担う三浦貴大、キャバクラ嬢みはりに実力派若手女優・柳英里紗、元教師権藤に個性派俳優・川瀬陽太。この絶妙なトライアングルに、渡邊琢磨の音楽が世界の深淵を覗かせるかのように響く。
「おしぼり」は回収・洗浄されまた巻かれ、「ソーラーパネル」は太陽光エネルギーを循環させ、権藤の転落人生、映画自体の円環性…大小様々な「ローリング」がみるものをエロティックで奇妙でユーモラスな物語の渦に巻き込んでいく快作!

STORY
水戸のおしぼり業者で働く貫一は、10 年前学校内で盗撮事件を起こし行方をくらましていた元高校教師の権藤と再会する。権藤はかつての教え子たちにつかまり糾弾され面目を失い、さらに東京から連れて来ていたキャバクラ嬢みはりに貫一が一目惚れし権藤から奪ってしまう。一方かつて権藤の盗撮した動画に録画されたある人物に目を付けた貫一の悪友たちによって、芸能事務所を巻き込み思わぬ騒動へと発展していく…

© 2015 soredake film partners. All Rights Reserved.

F program 9/21(月)17:45~ 1,500円

『ソレダケ/that’s it』
2015年/日本/カラー/1:1.85/3ch/110分
監督・脚本:石井岳龍
出演:染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳/綾野剛
楽曲:bloodthirsty butchers 脚本:いながききよたか 
製作:『ソレダケ / that’s it』製作委員会
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン 
公式HP:soredake.jp

ゲスト:染谷将太、渋川清彦

+染谷将太シークレット作品併映のスペシャル・プログラム!


石井岳龍×bloodthirsty butchers 執念が生み出した、最狂の融合作
「はじめて逃げない俺が生まれるんだ。行くんだよ、その先に!」


『狂い咲きサンダーロード』(’80)『爆裂都市BIRST CITY』(’82)などの衝撃的作品で一躍映画界の革命児となった石井岳龍(=石井聰亙)監督が、『ELECTRIC DRAGON 80000V』以来14年ぶりにロック映画に帰還。
全編を貫くのはロックバンド、ブラッドサースティ・ブッチャーズの音楽。リーダー吉村秀樹の依頼でライブ映像を軸にドラマを絡めるロック映画として製作準備が進められていたが、2013年クランクイン直前に吉村が急逝。石井監督がまったく新しいストーリーを書き上げ本作は完成された。
主演は『ヒミズ』『WOOD JOB』『寄生獣』など映画界からオファーがやまない染谷将太。本作では狂気と熱量をもって闘い、疾走し、倒れ、また起き上がる。なお本企画では染谷将太によるシークレット作品も併映予定!

STORY
戸籍を奪われアンダーグラウンドでもがく大黒砂真男-ダイコクサマオ-(染谷将太)は裏社会の調達屋 恵比寿大吉-エビスダイキチ-(渋川清彦)のコインロッカーを破壊。そこには予期せぬモノが入っていた。

©2016 KASAMA FILM+KOMORI HARUKA

第32回水戸映画祭
プログラムB『息の跡』
9/17(日)18:00〜 料金:1,500円

2016年/日本/93分/ドキュメンタリー
監督・撮影・編集:小森はるか


今は昔、世界の果てに、小さなたね屋があったとさ
陸前高田から届いた、忘れられない風景の記録

陸前高田の荒涼とした大地に、ぽつんとたたずむ種苗店「佐藤たね屋」。津波で自宅兼店舗を流された佐藤貞一さんは、跡地に自力でプレハブを建て、営業再開。手描き看板、瓦礫の苗木カート、落葉や鶏糞の苗床土。水は、手掘りした井戸からポンプで汲みあげる。
一方で佐藤さんは、自らの体験を独習した英語で綴り、自費出版していた。タイトルは「The Seed of Hope in the
Heart」。その一節を朗々と読み上げる佐藤さんの声は、壮大なファンタジー映画の語り部のように響く。彼はなぜ不自由な外国語で書き続けるのか?そこには何が書かれているのだろうか?
震災のあと、陸前高田で暮らしはじめた小森は、刻一刻と変わる町の風景、そこで出会った人びとの営みを記録してきた。失ったものと残されたもの。かつてあったものと、これから消えてゆくもの。記憶と記録のあわい。あの大きな出来事のあとで、映画に何ができたのか。そのひとつの答えがここにある。

コンペティション部門

9/22(火・祝) 12:00~

コンペティション部門
若手映像作家、映画監督の発掘、育成を目的に上映時間50分以内の短編作品を大賞としたコンペティションです。その審査力の高さにも定評があり、過去の入選者は数多く映画界で活躍中です。
本年度は全国から233本の応募があり、その中の9本をノミネート上映。当日会場にて最終審査結果発表、各賞を決定します。

審査員:大森立嗣(映画監督『さよなら渓谷』(2013年)『まほろ駅前協奏曲』(2014年)、孫家邦(映画プロデューサー、株式会社リトルモア代表取締役)、大寺眞輔(映画評論家)、伊藤和宏(プロデューサー)

審査結果
グランプリ:『オリンピアの嘲笑』/三原慧悟 監督
水戸市長賞(準グランプリ):『熱』/崔正憲 監督
審査員奨励賞:『大村戦記』/来海昌哉 監督
ベストアクター賞:福島慎之介 『小春日和』横光直生 役

『パン屋の息子』

プログラム―1 12:10~

『パン屋の息子』22分/日原進太郎
『くさいけど「愛してる」』24分/永井和男
『大村戦記』19分/来海昌哉

『小春日和』

プログラム―2 13:45~

『小春日和』40分/齋藤俊道
『たちんぼ』16分/横山翔一
『熱』14分/崔正憲

『オリンピアの嘲笑』

プログラム―3 15:25~

『オリンピアの嘲笑』36分/三原慧悟
『SHOKUTAKU』12分/菅原達郎
『カミソリ』14分/新谷寛行

『イバラキ警備隊』

招待上映 16:50~

『イバラキ警備隊』飯塚貴士(第15回グランプリ)
『ロード』永谷優治(第18回グランプリ)

文化庁芸術文化振興基金