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2014-05-10 更新

『拡張するファッション』展カタログ

『拡張するファッション ドキュメント 』  

ファッションは、毎日のアート

林央子 編・著

高橋瑞木 監修(水戸芸術館現代美術センター)

ブックデザイン:服部一成

写真:ホンマタカシ

A4・並製 192頁予定(うちカラー104ページ)

発行:DU BOOKS

定価:2500円+税

 

ファッションについて語ることば、借り物でない自分のことばを取り戻すことはどんな人にも何かしら、

勇気のようなものを人生に与えてくれるに違いない、と思います。 ――林央子

 

従来とは異なる、洋服を着たマネキンのいないファッション展を、写真家・ホンマタカシが撮りおろした。

参加作家と林央子との対話Q&Aも収録。

90年代カルチャーを源流として、現代的なものづくりや表現を探る国内外のアーティストを紹介し、

多くの反響を呼んだ書籍をもとに企画された「拡張するファッション」展の公式図録。

「拡張するファッション」展は、 水戸芸術館現代美術センター(2014年2/22~5/18)、

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2014年6/14~9/23)にて開催。

<展示構成と参加アーティスト>

1.越境は写真から始まった――ストリート、ファッション、ドキュメンタリー

ホンマタカシ

2.DIYメディア――実験的な制作精神 初期『Purple』、『here and there』、Nieves

構成:服部一成

3.ガーリームーブメント再考――日常への視点、自発性、複数の表現手段

ミランダ・ジュライ、青木陵子、長島有里枝

4.新しい想像力との出会い――ファッション=デザインの枠組みの無効化

スーザン・チャンチオロ、COSMIC WONDER、BLESS/小金沢健人

5.古さ、遅さといった価値観の見直し――服と人との幸福な関係

横尾香央留

6.ファッションは人生の伴走者――技術、経験、感情の分かち合い

神田恵介×浅田政志、パスカル・ガテン、FORM ON WORDS

林央子(はやしなかこ) 1966年生まれ。国際基督教大学卒業後、1988年資生堂入社、1990年代を通して 『花椿』の編集に携わる。 2001年、退社してフリーランスに。2002年3月に、 インディペンデントな個人雑誌『here and there』のプロジェクトをスタート。 さまざまな媒体でファッションやアートについて執筆。   2011年に刊行した『拡張するファッション』 (スペースシャワーネットワーク)は、ファッションを軸に現代的なものづくりや表現の方法を 探っている国内外のアーティストたちの仕事を紹介し、多くの反響を呼ぶ。

高橋瑞木(たかはしみずき) 1973年生まれ。ロンドン大学東洋アフリカ学学院MA修了後、森美術館開設準備室を経て、 2003年より水戸芸術館現代美術センター主任学芸員。編著『じぶんを切りひらくアート』   (フィルムアート社)。 共著に『わたしを変える“アートとファッション”クリエイティブの課外授業』(パルコ)。