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2023-09-16 更新

【茨城新聞・ATM便り】9月14日付の記事を掲載しました~水戸室内管弦楽団メンバーによる器楽セミナー受講団体募集~

レッスンの成果を披露するLiberté(リベルテ)の皆さん。1月22日の「MCOセミナー・ウインズ2023」にて
レッスンの成果を披露するLiberté(リベルテ)の皆さん。1月22日の「MCOセミナー・ウインズ2023」にて(撮影:田澤純)


茨城新聞で水戸芸術館音楽部門が月1本のペースで連載しているコーナー「ATM便り」。9月14日掲載の記事を転載します。今回は「水戸室内管弦楽団メンバーによる器楽セミナー」に関する記事です。現在、高校生以上向けの「管楽器アンサンブル・レッスン」「吹奏楽/オーケストラ公開レッスン」の2つのレッスンの受講団体を募集しております。締め切りは10月6日(金・必着)です。


ワンランク上の演奏を

「この3人は、同じ職場の3人組で、きっと職場のロッカーに楽器を置いていて、仕事が終わった後に練習していたんだと思うんですけど、上手でしたね。ちょっと驚きました」

水戸室内管弦楽団(MCO)に出演を重ねているトロンボーン奏者の呉信一さん(元大阪フィルハーモニー交響楽団首席奏者)は、レッスンを受け持った社会人のトロンボーン三重奏グループ「Liberté(リベルテ)」について、演奏会でこのように紹介していました。リベルテの3人が呉さんのレッスンを受けたのは、「MCOメンバーによる管楽器アンサンブル・レッスン」。その成果を披露する演奏会での呉さんのお話でした。

MCOでは、定期演奏会をはじめとするコンサートと並んで、メンバーが楽団の地元・茨城県で演奏のレッスンを行うセミナー事業にも、力を入れています。このセミナーは2012年から始まり、もともとは小中学校や高校の部活動で楽器を演奏する児童生徒のためのレッスンでしたが、一昨年から、高校生以上の大学生や社会人にまで対象を広げて開催するようになりました。

その受講者は様々です。楽器演奏を楽しむ同じ職場の同僚たち、市民オーケストラや市民吹奏楽団に所属する音楽歴数十年のベテラン勢、現役音大生や音大を卒業した若手音楽家たち、吹奏楽コンクールや各種コンテストの上位大会を目指す高校生たち……。講師陣も驚くほどの高度な演奏をする方も、何人もいらっしゃいました。レッスンを見ていると、楽器演奏を楽しむ人たちの裾野の広さが実感されます。

今年度も、管打楽器の三~八重奏を対象にした「管楽器アンサンブル・レッスン」と、より大きな楽器編成を対象にした「吹奏楽/オーケストラ公開レッスン」という2つのレッスンを用意し、高校生以上の受講団体を募集しております。

一流の演奏家によるレッスンで、合奏の楽しみをさらに膨らませ、ワンランク上の演奏を目指してみませんか。皆様のご応募をお待ちいたします。


水戸芸術館音楽部門学芸員・篠田大基


MCOメンバーによる器楽セミナー(管楽器アンサンブル・レッスンおよび吹奏楽/オーケストラ公開レッスン)の応募資格、申込方法など、詳しくは水戸芸術館ウェブサイトで。申込締切は10月6日(金・必着)。