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2024-05-29 更新
「小澤征爾 水戸芸術館館長・水戸室内管弦楽団総監督 お別れ会 ―小澤征爾を想って―」を開催いたしました。
水戸芸術館では、2月にご逝去された小澤征爾水戸芸術館館長を偲び、「小澤征爾 水戸芸術館館長・水戸室内管弦楽団総監督 お別れ会 ―小澤征爾を想って―」を5月26日(日)に開催いたしました。小澤征爾館長は開館当初より水戸室内管弦楽団の顧問を務めてくださり、吉田秀和初代館長がご逝去された後、水戸芸術館の館長に2013年4月に就任いただきました。
就任以来、水戸芸術館の運営の大きな特色となっている、専属楽団・専属劇団の設置、自主企画を中心とする事業をさらに力強く推進するとともに、水戸室内管弦楽団の「子どものための音楽会」や楽団員による楽器セミナーを積極的に開催するなど、芸術館の活動が多くの市民にとって、より身近で親しまれるものになるよう尽力されました。
会の冒頭では、1分間の黙祷を捧げました。
「追悼の辞」として、高橋靖水戸市長が、水戸室内管弦楽団の演奏会の際に、当時の天皇皇后両陛下の御臨席を賜った際の小澤征爾館長にまつわる思い出などをお話しされ、小澤征爾館長を偲ぶお言葉を、大津亮一水戸市議会議長および福田三千男理事長がお話されました。
その後、小澤館長が水戸室内管弦楽団を指揮した第99回と第100回の定期演奏会の映像をご覧いただきました。続いて水戸室内管弦楽団が、モーツァルトのホルン協奏曲 第4番 第2楽章(独奏:ラデク・バボラーク)とバッハの「G線上のアリア」(マーラー編曲)を献奏しました。
最後に、小澤征爾館長のご長女・小澤征良様よりご挨拶を頂きました。
閉会後には、室住素子さんの演奏によるパイプオルガンの献奏をお聴きいただきながら、参会者による献花を行いました。
水戸芸術館は、これからも小澤征爾館長のご遺志を受け継ぎ、芸術館の活動が多くの方々にとって、より身近で親しまれるものになるよう努めてまいります。
写真撮影:大窪道治