田中彰ワークショップWOODCUT LURES WORKSHOP-木版画で釣具をつくるA:釣竿と浮きのコース/B:ルアーコース
2021年6月19日(土)、20日(日) 19日 ①10:00~13:00 ②15:00~18:00/20日 10:00~17:00(休憩あり)
版画家の田中彰による釣具づくりのワークショップを行います。
自然と人との関係をその土地にまつわる樹木や生物を通して表現してきた田中彰は、この1年、制作の傍ら「釣り」をする日々を過ごしてきました。作家のアトリエがあるひたちなか市那珂湊地区は、近隣に那珂川、太平洋、汽水湖の涸沼をはじめとする豊かな水資源があり、多様な魚類が生息しています。有史以来、最も身近な狩猟方法であった「釣り」は、その土地の風土と文化を反映し、食料確保の目的を越え、自然と向き合う広く奥深い楽しみとして多くの人々を魅了してきました。
今回は田中が自作する釣具を参考に、参加者それぞれが木版画を施したオリジナルの釣具をつくります。A:浮きと篠竹の釣り竿コース、B:ルアー(疑似餌)のコース、どちらも電熱ペンで木を焦がしながら凹凸をつける手法で版木を彫り、摺った和紙を道具に貼り、防水加工をします。釣りの経験は問いません。大洗町に住む釣人、栗原敬太がアドバイザーをつとめます。自作の道具を作る喜びとそれに連なるゆっくりと自然と向き合う時間の楽しみを提供します。
A.釣竿と浮きのコース
※どちらの回も定員に達したため、募集を締め切りました。
日時:6月19日(土)①10:00~13:00/②15:00~18:00(2回/各3時間)
対象:小学生以上 ※小学生は要保護者同伴
定員:各回15名程度
参加費:2,500円
B.ルアーコース
※定員に達したため、募集を締め切りました。
日時:6月20日(日)10:00~17:00(6時間/休憩あり)
対象:中学生以上
定員:15名程度
参加費:6,000円
田中彰(たなか・しょう)
版画家
プロフィール
1988年岐阜県出身、茨城県ひたちなか市在住。木の持つ時間や空間をテーマに木版画を軸に制作。その土地にある木に注目し、リサーチをするなかで人との関わりを探る。身近な植物としてのコーヒー豆の旅をめぐる作品も発表。水戸芸術館では、おうち・こらぼ・らぼアーティストキット「Coffee Harvest Tour in the Box」(2020)を制作。主な個展 : 町田芹ヶ谷えごのき縁起(町田市立国際版画美術館 東京 2019)、project N67(東京オペラシティアートギャラリー 東京 2017)、樹について(三菱一号館美術館 東京2016)など。
http://www.tanakasho.com/
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参考図版
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