
コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM
- 音楽
宮田 大 チェロ・リサイタルピアノ:ジュリアン・ジェルネ
2017年3月3日[金]

© Daisuke Omori
阿吽の呼吸でチェロとピアノがつむぎ出す音楽。それは、言葉のない物語。いま、ここに鳴り響く音から情景が立ち現れる。
「そのときにしか聴こえないものを楽しんでいただけたら」
そう語るのは、いまもっとも注目を集める若手チェリスト、宮田大。水戸室内管弦楽団のメンバーとしても活躍する彼が、楽団の本拠である水戸芸術館で、待望のソロ・リサイタルを開く。
パートナーは、宮田が心からの信頼を置き、共演を重ねてきたピアニスト、ジュリアン・ジェルネ。「言葉がいらない」と宮田が語るほど、互いに深く理解し合う、二人のアンサンブルは、まさに「相即相入」――影響し合い、融け合い、そうして、物語がダイナミックに流れ出す。
エックレスの抒情、武満の幽玄、ロシアの精神のひだを映すカプースチンとプロコフィエフの陰影……。
「一音一会」のリサイタルが、いま、始まる。
≫ 宮田大さんへのインタビューをブログに掲載しました。
≫ 公演チラシ[PDF]はこちらからダウンロードできます。
【出演】
宮田 大(チェロ)
ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)
【曲目】
エックレス:ソナタ ト短調 ~チェロとピアノのための~ より 第1、2楽章
武満 徹:オリオン
カプースチン:チェロ・ソナタ 第2番 作品84
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 作品119
【アンコール】
フォーレ:夢のあとに 作品7の1
ポンセ(加羽沢美濃 編曲):エストレリータ
公演概要
会場
コンサートホールATM
開催日
2017年3月3日[金]
チケット情報
料金
【全席指定】一般3,000円 ユース(25歳以下)1,000円
18:30開場 19:00開演
チケットの取り扱い
水戸芸術館・エントランスホール内チケットカウンター・水戸芸術館チケット予約センター TEL. 029-231-8000・ウェブ予約 http://arttowermito.or.jp/tickets/ticket.html (要登録)e+(イープラス) http://eplus.jp (PC・携帯)宮田大公式オンラインショップ http://daimiyata.buyshop.jpかわまた楽器店 TEL. 029-226-0351ヤマハミュージックリテイリング水戸店 TEL. 029-244-6661
ユースチケットについて(枚数限定)
・25歳以下の方が対象のお得なチケットです(未就学児不可)。
・ご購入いただきましたご本人様のみご利用いただけます。
・当日ご入場の際には、年齢を証明するものが必要となります。
・取り扱いは水戸芸術館のみとなります。
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
公益財団法人 水戸市芸術振興財団
プロフィール

宮田 大 Dai Miyata
チェロ
1986年生まれ。宇都宮出身。3歳よりチェロを始める。幼少よりその才能は注目をあつめ、第74回日本音楽コンクールを含む出場するすべてのコンクールに第1位入賞する。第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール(パリ)で日本人として初優勝。桐朋学園音楽部門特待生、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009年にジュネーヴ音楽院卒業、13年にクロンベルク・アカデミー修了。
チェロを倉田澄子、フランス・ヘルメルソンに、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、リチャード・ヤング、ガボール・タカーチ=ナジに師事する。
これまでに国内の主要オーケストラはもとより、パリ管弦楽団、フランクフルトシンフォニエッタ、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団などと共演している。小澤征爾、エリアフ・インバル、レオシュ・スワロフスキー、クリストフ・ポッペン、ダン・エッティンガーなどの指揮者や、ギドン・クレーメル、ユーリ・バシュメット、マキシム・ヴェンゲーロフ、オーギュスタン・デュメイ、日本を代表する多くの演奏家・指揮者と共演し、国内外の音楽祭やソロ活動を活発に行っている。水戸室内管弦楽団団員。
マスメディアへの出演も多く、「小澤征爾さんと音楽で語った日~チェリスト・宮田大・25歳~」(芸術祭参加作品)などのドキュンメントのほか、最近では「報道ステーション」「日経スペシャル招待席~桐竹勘十郎 文楽の深淵」「徹子の部屋」が話題を集めた。
使用楽器は1698年製ストラディヴァリウス“シャモニー Cholmondeley”(上野製薬株式会社貸与)。
公式ホームページ http://www.daimiyata.com/

ジュリアン・ジェルネ Julien Gernay
ピアノ
1981年生まれ。ベルギーのナミュール出身。幼少よりピアノとヴァイオリンを始める。ピアノとヴァイオリンと室内楽で1等賞を獲得し、ニース音楽院を卒業。同時に和声と伴奏を学んだ。99年、パリ国立高等音楽院に入学し、ミシェル・ベロフ、デニス・パスカル、クリスチャン・イヴァルディ、ダリア・ホヴォラのもとでピアノを学ぶ。メナヘム・プレスラー、ドミトリー・バシュキロフ、ジャン=クロード・ペネティエ、ヤーノシュ・シュタルケルにも師事し、ピアノと室内楽で1等賞を獲得。
2007年エリザベート王妃国際音楽コンクールでセミファイナリスト。リスボンの国際ピアノ・コンクールでヴァンドーム賞を受賞。フランス・ナティクシス財団の受賞者でもある。また、フランス財団よりドルエ・ブルジョワ賞とタラツィ賞を授与された。
フランス国内の数々のコンクールでファイナリストに選ばれた後、ソリストとしてヨーロッパおよび世界各国の主要なホールで出演を果たす。
マントン音楽祭、フェスティバル・ア・ランペリ、ペリゴール・ノワール音楽祭、アントルカストー室内楽フェスティバル、サントーニュ・ピアノ音楽祭をはじめ、さまざまな音楽祭から招かれている。ワローニア王立室内管弦楽団と指揮者ポール・グッドウィンと共演した際には、ピアノ部門において特別賞受賞者を受賞した。
現在、演奏家として幅広く活躍するほか、パリ国立高等音楽院で後進の指導にもあたっている。
公式ホームページ http://www.juliengernay.com/