【公演延期】今昔雅楽集 三、千代の楽人新型コロナウイルス感染拡大予防のため、本公演は2021年3月13日(土)に延期とさせていただきます。
2020年7月4日(土) 16:20開場 16:45プレトーク 17:00開演【公演延期となりました】
本公演の延期日程を2021年3月13日(土)に決定いたしました。
https://www.arttowermito.or.jp/hall/lineup/article_4248.html
【新型コロナウイルス感染拡大防止のための公演延期について】
この度、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年 7月 4日に開催を予定しておりました「今昔雅楽集 三、千代の楽人」を延期することとなりました。公演を楽しみにしていただいたお客様に、ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます。
チケットをお買い求めいただきましたお客様につきましては、チケット代金を払い戻しいたします。大変お手数ですが、下記内容をご確認いただきお手続きくださいますようお願いいたします。
●払い戻し金額について
チケット代金全額を払い戻しいたします。
※郵送による払い戻し手続きの方は、返送時の郵送料全額も払い戻しいたします。
※コンビニでの支払手数料と発券手数料、配送手数料は払い戻しの対象となりませんので予めご了承ください。
●払戻し受付期間:2020年 6月 2日(火)から2020年 7月 5日(日)まで ※当日消印有効
●払戻し方法
チケットの購入方法により払い戻し方法が異なりますので、『チケット払い戻しのお手続きについて』をご確認の上、お手続きをお願いいたします。
●注意事項
チケットの破損・汚損が著しい場合、またはチケットを紛失された場合は払戻しいたしかねます。払戻し受付期間を過ぎた場合、払戻しをいたしかねる場合がございますので予めご了承ください。
お問い合わせ先:水戸芸術館チケット予約センター
029-231-8000(音楽)
営業時間:9:30-18:00(月曜休館)
延期前の内容は以下の通りです。
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没後1年 当代随一の楽師・芝祐靖が見つめた雅楽の今昔
【出演】伶楽舎
【演目】
第一部
芝祐靖 復曲 〈拾翠楽一具〉
芝祐靖 復曲 復元正倉院楽器のための敦煌琵琶譜による音楽 から〈急胡相問〉、〈傾盃楽〉、〈急曲子〉
第二部
芝祐靖 作曲 管絃の為の即興組曲〈招杜羅紫苑〉
*16:45から伶楽舎メンバーによるプレトークがございます。
今は昔、滋井因叶なる人、高麗の国より渡来して「狛」の姓を名乗り、子々孫々、南都(奈良)の興福寺に楽人として仕えたと謂われます。狛家はやがて上、西、辻、芝など八家に分かれ、京の宮廷に比肩する音楽組織「南都楽所」の繁栄を築きました。これらの楽家(楽人の家柄)出身の音楽家は、今も宮内庁楽部で活躍しています。
1935年生まれの芝祐靖もその一人。宮内庁楽部の一員として千年以上の雅楽の伝統を受け継ぎながら、同時に演奏伝承の途絶えた楽曲の復元や雅楽の可能性を広げる作品の創作に取り組んできました。その活動はついには宮内庁を飛び出し、民間の雅楽団体「伶楽舎」の創設をはじめ、雅楽の門戸を開く活動へと発展します。芝祐靖の存在なくしては、雅楽が宮中や寺社の儀式を離れて広く聴かれることはなかったかもしれません。フィギュアスケートの羽生結弦選手の「SEIMEI」の音楽、といえば、芝の吹く龍笛の音色を思い出す人は少なくないはずです。
雅楽の“今”と“昔”を集める「今昔雅楽集」。第3回は、2019年7月5日に逝去した芝祐靖の音楽を通して雅楽の今昔を見つめます。
幕開けは、古典曲〈拾翠楽〉に失われた楽章を芝が復元して加えた〈拾翠楽一具〉から。こうした失われた音楽への芝のまなざしは、雅楽以前の古代の音楽にも向けられます。中国・敦煌の石窟で発見された古楽譜「敦煌琵琶譜」は、発見当時は解読不能とされましたが、日本の雅楽の琵琶譜が解読の手がかりとなりました。第一部後半では、芝の手で復元されたその音楽を、正倉院収蔵の古代楽器の復元品を使ってお聴きいただきます。第二部は芝祐靖の創作作品から大曲〈招杜羅紫苑〉を。武満徹の雅楽〈秋庭歌〉に触発され、雅楽人としてこれに拮抗する作品を生み出したいと情熱を注いで作曲した芝の代表作。伝統的な雅楽の響きとシルクロードを夢想する異国風の旋律、モダンな音楽語法とが渾然一体となり、しかも親しみ深い作曲者の人柄が偲ばれる音楽です。
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