MCOセミナー・ウインズ 2022水戸室内管弦楽団の管楽器メンバーとセミナー受講生の合同コンサート
2022年1月16日(日) 13:15開場 14:00開演(終演予定15:00)
小澤征爾が総監督を務め、日本を代表する演奏家を集めた「水戸室内管弦楽団」のメンバーによる「管楽器アンサンブル・セミナー」を受講した4つのグループが、レッスンの成果を披露します。最後には講師と受講生の合同演奏もあるスペシャル・コンサート。茨城県で活動するフレッシュな高校生から楽器歴数十年のベテランまでの幅広い層の受講生たち、そしてMCOの名手たちによる、管楽器アンサンブルの多彩な音色、美しく力強い響きをどうぞ!
【出演団体・曲目・担当講師】(出演順)
水戸市民吹奏楽団 木管三重奏
ドヴィエンヌ:三重奏曲 変ロ長調 作品61の5
講師:鹿野智子(ファゴット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、シエナ・ウインド・オーケストラ)
水戸第一高等学校吹奏楽部 クラリネット四重奏
ヘンリー:〈バードウォッチング〉より
講師:四戸世紀(クラリネット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、東京音楽大学客員教授)
grosse rizière(グロス・リジェール) 木管五重奏
ミヨー:ルネ王の暖炉 作品205
講師:猶井正幸(ホルン/水戸室内管弦楽団楽団員代表、桐朋学園大学特任教授)
大成女子高等学校吹奏楽部 木管八重奏
松下倫士:土蜘蛛伝説――能「土蜘蛛」の物語による狂詩曲
講師:山本正治(クラリネット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、東京藝術大学名誉教授、武蔵野音楽大学特任教授)
講師と受講生の合同演奏
バルトーク(福田洋介 編曲):ルーマニア民俗舞曲集 Sz. 68
水戸市民吹奏楽団 木管三重奏
Mito Community Band, Woodwind Trio
フルート:森本章恵、クラリネット:関 優美子、ファゴット:金田一美有
プロフィール
2018年水戸市民吹奏楽団メンバーで結成。普段はオーボエを加えた木管四重奏で活動していますが、今回はメンバーの都合によりトリオでの参加です。大学の先輩後輩、親子という関係もありますが、その垣根を越えて、忙しいスケジュールの合間をぬい和気あいあいと音楽を楽しんでいるグループです。目標は本番後のお酒が美味しく飲めるような演奏をすること。もう一段階上の演奏技術やアンサンブル力を磨くため、日々の練習に励んでいます。
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水戸第一高等学校吹奏楽部 クラリネット四重奏
Mito 1st Senior High School Wind Orchestra, Clarinet Quartet
クラリネット:菊池羽紘、小田島 蒼、山野邉優香、石川智子
プロフィール
4名全員が中学校の吹奏楽部でクラリネットを始めており、唯一の2年生でリーダーの菊池羽紘は、昨年の茨城県アンサンブルコンテストにて金賞を受賞しました。ほかに第26回東関東アンサンブルコンテストにて銀賞を受賞した石川智子、第22回ソロコンテストいばらき県大会にて銀賞を受賞した小田島蒼、そして山野邉優香の1年生3名から構成されています。全員、これまでにクラリネットを坂本沙織に学んでいます。
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grosse rizière(グロス・リジェール) 木管五重奏
Woodwind Quintet
フルート:黒沢理絵、オーボエ:安島瑠美、クラリネット:黒沢文博、ホルン:岩田 泰、ファゴット:今西裕昭
プロフィール
グループ名の由来はフランス語で「太い田んぼ」。自然豊かな常陸太田で、フランスのプロヴァンスへの思いを馳せながら、楽しく軽やかに豊かな音色を奏でたいという思いが込められています。普段は日立交響楽団で首席奏者を務めるメンバー達ですが、コロナ禍で活動休止になってしまいました。音楽活動ができない中、年齢性別職業も様々の団員が常陸太田在住者のみで木管五重奏ができると気付き、結成しました。結成は今年5月の出来立てホヤホヤなので、可能性は∞(無限大)です。
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大成女子高等学校吹奏楽部 木管八重奏
Taisei Girls' High School Wind Orchestra, Woodwind Octet
フルート:笹本祐月、海老沢七彩、クラリネット:河野凛々、羽根石 菫、バス・クラリネット:草野来夢、アルト・サクソフォン:鬼澤果苗、テナー・サクソフォン:川崎歩乃樺、バリトン・サクソフォン:武田彩花
プロフィール
大成女子高等学校吹奏楽部員内から、今年度の吹奏楽アンサンブルコンテスト出場のために選抜された木管八重奏。うちクラリネットの1名は昨年度の東関東アンサンブルコンテストに出場。8人ともにソロコンテスト等の目立った実績はありませんが、日頃からのチームワークと基礎練習の鍛錬により、一体感のあるサウンドと音楽性を目指しています。同校からは5年連続で東関東アンサンブルコンテストに計8団体が出場し、エントリーした全団体が茨城県アンサンブルコンテストで金賞を受賞しています。
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鹿野智子
Tomoko Kano
ファゴット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
プロフィール
ファゴットを12歳から始める。東京藝術大学及び同大学院修了。桐朋学園大学嘱託演奏員を5年間務めた後シエナ・ウインド・オーケストラに入団。現在団員として活動しながら国内音楽祭に多数出演。サイトウ・キネン(現セイジ・オザワ松本)フェスティバルに2004年から毎年参加するほか、別府アルゲリッチ音楽祭、宮崎国際音楽祭などに参加。国内のオーケストラへの客演、室内楽、後進の指導、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストの審査員、「パワーアップ吹奏楽!ファゴット」「バンドジャーナルワンポイントレッスン」などの執筆活動など多岐にわたる活動を重ねている。鈴木太志、吉田將、岡崎耕治に師事。尚美学園大学非常勤講師。
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四戸世紀
Seiki Shinohe
クラリネット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
プロフィール
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学を卒業。第1回国際ブラームス・コンクールでトリオ部門優勝・特別賞受賞。モーツァルト・クラリネット協奏曲の演奏がヘルベルト・フォン・カラヤンに認められ、カラヤン・アカデミーに留学。カール・ライスターに師事。ベルリン交響楽団のソロ・クラリネット奏者として15年間活躍した後、帰国し、読売日本交響楽団首席クラリネット奏者を2011年まで務める。現在、東京音楽大学客員教授、桐朋学園大学講師。
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猶井正幸
Masayuki Naoi
ホルン/水戸室内管弦楽団楽団員代表
プロフィール
猶井正幸 ホルン/水戸室内管弦楽団楽団員代表
桐朋学園大学で学ぶ。1973年東京交響楽団に入団の後、75年よりドイツ国立ケルン音楽大学に留学。エーリッヒ・ベンツェルに師事する。ニーダーライン交響楽団、ビーレフェルト・フィルハーモニーオーケストラを経て、81年からボン・ベートーヴェンハレ管弦楽団のホルン奏者を勤めるかたわら、ボン木管五重奏団など室内楽でも活躍する。88年の帰国を機に、99年まで大阪フィルハーモニー交響楽団の首席ホルン奏者を務め、現在桐朋学園大学特任教授として後進の指導にあたる。また、水戸室内管弦楽団では楽団員代表を務めるほか、サイトウ・キネン・オーケストラなどのメンバーとして活動を続けている。
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©Ayane Shindo
山本正治
Masaharu Yamamoto
クラリネット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
プロフィール
1972年、第41回毎日音楽コンクール管楽器部門第1位入賞。73年に東京芸術大学を安宅賞を受賞して卒業。その後、北西ドイツ音楽アカデミーでヨスト・ミハエルスに師事。ソロイスト国家試験に最優秀の成績で合格。75年にデュッセルドルフ交響楽団のソロ・クラリネット奏者に就任した。76年、フランス・コルマー国際室内楽コンクール木管楽器三重奏部門で第2位を受賞した。83年に帰国。木曽音楽祭、倉敷音楽祭、宮崎国際音楽祭、サイトウ・キネン・オーケストラなどに参加。木曽音楽祭ではディレクターを務める。ソロ、室内楽、オーケストラと多岐に渡る活発な演奏活動を行なっている。元新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者。東京芸術大学名誉教授、武蔵野音楽大学特任教授、日本クラリネット協会会長。
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