
Decca © Justin Pumfrey
内田光子
Mitsuko Uchida, Piano
ピアノ
プロフィール
内田光子は、真実と美の姿を独自に追求しながら、自らが奏でる音楽の世界を深く掘り下げている演奏家である。クリーヴランド管との共演は100回を超え、シカゴ響、べルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、ロンドン・フィルなどの世界の主要オーケストラとの共演を重ね、ハイティンク、ヤンソンス、ムーティ、ラトル、エサ゠ペッカ・サロネン、ドゥダメルといった世界的な指揮者との共演も多い。
2016年からマーラー・チェンバー・オーケストラのアーティスティック・パートナーを務めている。また、ウィーン、ベルリン、パリ、アムステルダム、ロンドン、ニューヨーク、東京で定期的にリサイタルを行っている。
デッカと専属契約を結び、幅広いレコーディングを残している。11年にクリーヴランド管を弾き振りしたモーツァルトのピアノ協奏曲で、また17年にレシュマンと録音したアルバム『シューマンとベルク』でグラミー賞を受賞。クリーヴランド管/ブーレーズ指揮シェーンベルクのピアノ協奏曲で、グラモフォン賞(最優秀コンチェルト賞)など4種類の賞を受賞。長年にわたり若い演奏家の成長を支援し、ボルレッティ・ブイトーニ・トラストの理事を務めている。また、13年よりマールボロ音楽祭の芸術監督をジョナサン・ビスとともに務めている。
05年日本芸術院賞を受賞、文化功労者に選出、09年には大英帝国勲章「デイム」の称号が授与された。15年、高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)を受賞。
水戸芸術館では、2001年にマールボロ音楽祭で出会った若い演奏家たちとともに室内楽の演奏会、そして11年、13年、18年、21年にリサイタルを行っている。
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