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藤村実穂子
Mihoko Fujimura, Mezzo-Soprano
メゾ・ソプラノ
プロフィール
ヨーロッパを拠点に国際的な活躍を続ける、日本を代表するメゾ・ソプラノ歌手。
主役級としては日本人で初めてバイロイト音楽祭にデビューし、フリッカ、クンドリ、ブランゲーネ、ワルトラウテ、エルダなどの重要な役で9シーズン連続出演。ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場、パリ・シャトレ座、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン国立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ヴェローナ歌劇場、バルセロナ・リセウ歌劇場、ザルツブルグ祝祭大劇場等に出演の他、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、ロンドン・フィル、パリ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、スイス・ロマンド管等の世界的なオーケストラ、ティーレマン、アバド、メータ、エッシェンバッハ、シャイー、ヤンソンス、ネルソンス、ネゼ=セガン、ガッティ、ドゥダメル等の著名指揮者とも共演している。
CDもリリースしており、ドイツ歌曲やオーケストラ伴奏によるリサイタルのライヴ盤のほか、ブランゲーネ役で出演しトリスタン役のドミンゴらと共演したCD〈トリスタンとイゾルデ〉(ワーナーミュージック)も各方面より注目を浴びた。
東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学大学院及びミュンヘン音楽大学大学院修了。2002年出光音楽賞、03年芸術選奨文部科学大臣新人賞、07年エクソンモービル音楽賞、13年サントリー音楽賞、14年紫綬褒章をそれぞれ受賞。
水戸芸術館では、17年10月の水戸室内管弦楽団第100回定期演奏会で小澤征爾指揮ベートーヴェン〈第九〉交響曲のソリストを務めたほか、18年2月にはシューベルトやブラームスの歌曲によるリサイタルを行い、絶賛を博した。
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