バボラーク・アンサンブル with 吉野直子
2023年11月26日(日) 13:30開場・14:00開演
ホルンと弦楽四重奏で音楽の楽しさを届ける「バボラーク・アンサンブル」
国際的なハープ奏者・吉野直子も加わり、とびきり贅沢なひとときを
演奏するのが難しいと言われるホルンをあまりにも軽々と吹いてしまうため、小澤征爾・水戸室内管弦楽団総監督をして“ホルンの怪物”とまで言わしめたラデク・バボラーク。一方で、持ち前の愛嬌とフレンドリーな優しさから、若い世代を中心に“バボちゃん”の愛称で親しまれているラデク・バボラーク。
今回のコンサートは、“ホルンの怪物”と“バボちゃん”という彼の両面を存分にお楽しみいただける内容になっています。
「バボラーク・アンサンブル」は、バボラークがプラハ音楽院時代の親友たちと組んだホルンと弦楽四重奏のグループ。生まれ故郷、チェコで子供を育てたいとベルリン・フィルの首席を2009年に突如辞任したことは、私たち音楽ファンにとっては驚きでしたが、20年以上も変わらず活動を続けている「バボラーク・アンサンブル」は、そんな彼の故郷愛、家族愛を象徴するグループと言えるでしょう。ちなみに、チェロ奏者はバボラーク夫人です。
ヴァイオリンのための旋律をホルンで難なく吹いてしまう“圧倒的名人芸”と、気の置けないチェコの仲間たちとの“友愛のアンサンブル”の両方を、いっぺんに味わえてしまう贅沢な時間がこのコンサートには満ちています。
さらに、バボラークが心から信頼を寄せるハープ奏者、吉野直子の参加も大きな楽しみの一つ。ヴォルフとマーラーの作品で、「バボラーク・アンサンブル」と美しいハーモニーを響かせることでしょう。
【出演】
バボラーク・アンサンブル Baborák Ensemble
ラデク・バボラーク(ホルン) Radek Baborák, horn
ミラン・アル=アシャブ(ヴァイオリン) Milan Al-Ashhab, violin
マルティナ・バチョヴァー(ヴァイオリン) Martina Bačová, violin
カレル・ウンターミューラー(ヴィオラ) Karel Untermüller, viola
ハナ・バボラコヴァ(チェロ) Hana Baboráková-Shabuová, violoncello
吉野直子(ハープ)*
【曲目】
ベートーヴェン(バボラーク編):ホルン五重奏曲(原曲:弦楽五重奏曲 変ホ長調 作品4)
ヴォルフ(ブロウセック編):イタリアン・セレナーデ*
シベリウス(バボラーク編):フィンランドのホルン(原曲:弦楽三重奏曲)
ブラームス(アスラマス編):ホルン五重奏曲(原曲:弦楽五重奏曲 第2番 ト長調 作品111)
マーラー(バボラーク編):アダージェット(交響曲 第5番より 第4楽章)*