室住素子
Motoko Murozumi
オルガン
プロフィール
東京大学文学部美学芸術学科在学中、「東大女声コーラス」の演奏会を行なった教会でパイプオルガンと出会い、その音色に魅了されてオルガンを始めた。東京藝術大学音楽学部器楽科(オルガン専攻)に入学、秋元道雄、H.ピュイグ=ロジェ、Z.サットマリーに師事。安宅賞受賞。同大学院修士課程修了。
1989年水戸芸術館開設準備室に入室、音楽部門主任学芸員として97年まで在職。「幼児のためのオルガン見学会」、「友の会オルガンレクチャーコンサート」、ワークショップ「オルガンのパイプを作ろう」などを企画担当し、93年には「市民のためのオルガン講座第1期」に対して吉田秀和・水戸芸術館館長賞を受賞。
95年、東京都交響楽団と共演してオーケストラの響きに魅了され、活動の場を新日本フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどへ広げる。これまでに、E.インバル、W.サヴァリッシュ、R. フリューベック・デ・ブルゴス、M.ロストロポーヴィチ、G.ベルティーニ、C.アルミンク、小澤征爾等のマエストロと共演。J.フルネからは「オーケストラとコミュニケーションのとれる最高のオルガニスト」との評価を得た。
2010年、カーネギーホールでの小澤征爾指揮・サイトウ・キネン・オーケストラの公演でブリテン〈戦争レクイエム〉のオルガンを担当した。
日本オルガニスト協会会員。水戸芸術館では13年から再び「市民のためのオルガン講座」の講師を務め、好評を博している。
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