水戸芸術館 ラ コンチャン 共同製作【公演中止】近藤芳正Solo Work『ナイフ』※新型コロナウイルスに対する感染拡大防止のため、本公演は「中止」とさせていただきます
【新型コロナウイルスに対する感染拡大防止のための公演中止について】
本公演は、新型コロナウイルスに対する感染拡大防止のため、中止とさせていただきます。
公演を楽しみにお待ちいただいていた皆様には、心よりお詫び申し上げます。
チケットをお買い求めいただきましたお客様には、下記方法にて払い戻しをさせていただきます。
大変お手数ではございますが、下記内容をご確認いただき、
お手続きくださいますようお願いいたします。
【チケットの払い戻しについて】
1.受付期間
2020年 4月 15日(水)から2020年 5月 15日(金)まで
2.払戻方法
チケットの購入方法により払い戻し方法が異なりますので、
「【4月1日以降に開催を予定していた中止公演のチケット払い戻し】のお手続きについて」
をご確認の上、お手続きをお願いいたします。
3.払戻金額
チケット代金全額を払い戻しいたします。
※ チケット代+上記払い戻しに必要な郵便代を払い戻しいたします。
※ コンビニでの支払手数料と発券手数料、配送手数料は払い戻しの対象にはなりませんので予めご了承ください。
4.お問い合わせ先
水戸芸術館チケット予約センター
電話029-225-3555(9:30から18:00まで、月曜日休館)
お客様にはお手数をお掛けいたしまして誠に恐縮ではございますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
原作:重松 清「ナイフ」(新潮文庫刊『ナイフ』所収)
脚本・演出:山田佳奈(□字ック)
フィジカルコーチ:大石めぐみ
原作:重松清さんよりコメントをいただきました。
「一人芝居?『ナイフ』を?
最初はひたすら戸惑いました。親に教師に中学生まで登場する(しかも重くて暗い)あの小説を、もうじき還暦の近藤さんが一人で演じるわけ……?
でも、僕は演劇人としての近藤さんに絶大なる信頼を置いています。だから、絶対に、これ、スゴいものになる。期待しています。」
『ナイフ』あらすじ
いろんなことから逃げてばかりいた父親。ある日、父親は息子のカバンにひどい落書きをされた教科書を見つけ、息子がいじめられていることにようやく気付く。この事実とどう向き合っていいかわからない。そんな中、幼馴染であこがれの「よっちゃん」が自衛隊で命の危険にさらされながらも頑張っている姿を目にしたり、偶然サバイバルナイフを手に入れたことから少しずつ心に変化が訪れる。やがて父親は少しずつ息子と向かい合い始める・・・。
傷ついた親子の愛と再生の物語。
「ナイフ」の父親をいつか演じたい! ずっと思い続けていました!
重松清さんとは、以前、僕が15歳のときに出ていたNHK「中学生日記」のビデオが再発見され、それを重松清さんが見てくれまして「15歳だった近藤くん(役名が本名)が、大人になり、15歳の子供を持ったとき、子供に何を伝えて、何を伝えないかをドラマにすると面白い。」と言って頂き、2007年に「中学生日記~僕はここにいる~父と子の闘争日記」の企画で出会いました。 重松さんの作品は「ナイフ」以外も読ませて頂き、「どの作品の、どの登場人物も不思議に僕個人と重なるんです」と、重松さんに生意気にもお伝えしたら、「実は私も近藤さんをブラウン管で拝見していて、僕の作品の登場人物がいるって、そう思っていました。」と仰って頂きました。
実は、重松作品の中でも、一番僕らしい「ナイフ」を映像化したいとは思っていたのですが…ひとり芝居で実現する方法もないかなあ? 探ってもいました。というのは、2015年に僕のひとり芝居を水戸芸術館主催で公演をしまして、密かに手応えを感じてまして、またやりたいと思っていたのです。そんなとき、2015年に、豊橋で一般市民出演「話しグルマ」(構成演出:藤芳正。作・同演出:山田佳奈。)を一緒に創った山田佳奈(ロ字ック主宰)に、なんとか「ナイフ」をひとり芝居にする方法はないかなぁ? と相談したところ、直ぐに返信がきて「近藤さんが父親、子供、母親を演じる。というのはありますよ。」と。
「僕が、母親や子供役まで演じるのは、正直大丈夫?」と聞き返したら、「大丈夫です!」と、彼女が応えてくれ、彼女の迷いのない言葉で行ける、いや、創りたいという思いが溢れかえり、この企画が動き出しました。そして山田さんと一緒に芝居づくりをしているフィジカルコーチ・大石めぐみさんの「筋肉の動かしかたで、性別や年齢を演じ分けられる。」という新たな身体の動かしかたも学びながら、もう何度もワークショップも重ねています。ゆくゆくは、上演を何回も重ねて、時代を問わない作品に。そして、いろんな地方で。何とぞ、皆さまのご協力よろしくお願いいたします!
近藤芳正
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