
ACM劇場ACM THEATRE
- 公演
水戸短編映像祭16th
2012年9月15日[土]〜2012年9月17日[月]
水戸短編映像祭は、短編作品のみにスポットを当てた映像の祭典。既成の概念にとらわれない新しい映像表現を紹介する「招待上映部門」と未来の映画監督を発掘・育成を目的とする「コンペティション部門」を柱に開催。映像の明日と新しい才能に出会うため、是非水戸芸術館にお越しを!
開催情報
会場
ACM劇場
開催日
2012年9月15日[土]〜2012年9月17日[月]
企画協力
寺門義典
協力
ホテル水戸シルバーイン、茨城映画センター
チケット情報
料金
【全席自由席】A・B・Eプログラム1,000円、Dプログラム1,200円、Fプログラム1,500円:全席自由/入替制(17日のコンペティション部門:全席自由/1日券1,500円
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
NPO法人シネマパンチ
公益財団法人 水戸市芸術振興財団
【後援】
水戸市、水戸市教育委員会、水戸観光協会、社団法人 水戸青年会議所、社団法人 水戸構想会議
【特別協賛】
社団法人 いばらき社会起業家協議会
水戸短編映像祭16th
9月15日(土)

©PFFパートナーズ
恋に至る病
Aプログラム 13:00 料金1,000円
茨城県出身、木村承子監督ここに長編デビュー!!!
『恋に至る病』第21回PFFスカラシップ作品 プレミア上映
生徒の顔もまともに見られず、注意もできない生物教師マドカ。そんな彼をただひとり笑顔で見つめているツブラは、マドカと性器交換することを妄想していた…。恋とセックスにまつわる根源的な問いをポップ&ユニークな感性で投げかける超個性派監督・木村承子の長編デビュー作。高校時代から10年来水戸短編を観続けてきた木村監督が、ついに地元での凱旋上映を果たします!
2011年/日本/116分 製作:PFF パートナーズ=ぴあ、TBS 、IMAGICA
監督・脚本:木村承子
出演:我妻三輪子、斉藤陽一郎、佐津川愛美、染谷将太
GUEST
木村 承子[映画監督]
1986年、茨城県出身。武蔵野美術大学造形学部映像学科修了。卒業制作『普通の恋』が第31回PFFアワードにて審査員特別賞を受賞。その後、受賞者を対象として行われる企画コンペにて、第21回スカラシップを獲得し『恋に至る病』を制作。本作は第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にて上映を果たし、第36回香港国際映画祭では審査員特別賞を受賞。
我妻三輪子[俳優]
1991年東京都生まれ。
2002年ニコラモデルオーディションでグランプリを受賞。以降、TV、映画、舞台と幅広く活躍。2012年は『センチメンタルヤスコ』(監督:堀江慶)、『苦役列車』(監督:山下敦弘)、本作『恋に至る病』(10月13日~ユーロスペース)が相次いで公開される注目の新進女優。

©CUTLLC2011
CUT
Bプログラム 16:00 料金1,000円
現在の映画界に一石を投じる映画への愛情と狂気が炸裂した野心作!!
売れない映画監督の秀二(西島秀俊)は、兄から借金して映画を撮っていた。商業映画として映画館でかけられずにいたが、ある日、その兄が借金のトラブルで死んだという知らせを受け、兄がヤクザの世界で働いてまで秀二のために借金していたことを知る。殴られ屋をすることで兄の借金を返す決心をした秀二は、兄が死んだヤクザの事務所で組員相手に仕事をする陽子(常盤貴子)を巻き込みながら「殴られ屋」を始める。殴られる秀二を支えるのは映画への愛情と兄への後悔の思いだった。イランの名匠アミール・ナデリ監督が、主演に西島秀俊、共同脚本に青山真治らを迎え、売れない映画監督の映画への愛情を描いた野心作。
2011年/日本/120分
監督・脚本・編集:アミール・ナデリ
共同脚本:アボウ・ファルマン、青山真治、田澤裕一
企画・製作:東京ストーリー
出演:西島秀俊、常盤貴子、菅田俊、でんでん、笹野高史

E.T.20周年アニバーサリー特別版野外上映会
Cプログラム 18:30 料金無料
会場:水戸芸術館広場
水戸のまちの景色と共に映画の魔法を体感しよう!
supported by 310+1 cinema project
地球に取り残されたエイリアン(E.T.)と偶然出会った少年の交流を巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が描いたSFファンタジーの金字塔。人種を超え、宇宙空間さえも超えた心の交流をテーマにしたこの作品のメッセージが、今こそ心に響いてくる!! 世代を越えて、すべての子ども、そして家族に観ていただきたいマスターピースです。未公開シーンを追加した20周年アニバーサリー特別版を吹替版でお送りします!
2002年/米/120分 監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア、ピーター・コヨーテ 他
会場:水戸芸術館広場
小雨決行 荒天中止
当日水戸芸術館広場では、クラフトと音楽のイベント「あおぞらクラフトいち」が開催されています。合わせてお楽しみください。
≫あおぞらクラフトいちホームページはこちら

©Decade.Pigdom
Playback ジャパンプレミア
Dプログラム 12:30 料金1,200円
第65回ロカルノ国際映画祭正式出品作 話題の水戸ロケ映画、本邦初上映!!
仕事のストレスや体調不良、妻との別居などで荒んだ日々が続いていた映画俳優ハジ(村上淳)はある晩、自分の死を夢に見る。再起のチャンスが巡ってくるのと時を同じくして、亡霊のように現れた高校時代の友人・ボン(三浦誠己)に連れられ友人の結婚式のために故郷へ―。道中、居眠りをしたハジが目を覚ますと、そこは20年前の高校時代。そこでは自分も親友のモンジ(渋川清彦)も大人の姿のまま学生服を着ていた。これはタイムスリップなのか、夢なのか。2011年震災直後の初夏に水戸で撮影された新鋭 三宅唱監督による話題の新作。第65回ロカルノ国際映画祭にて日本から唯一インターナショナルコンペティション部門に選出された。
2012年/日本/113分 脚本・編集・監督:三宅唱
製作:DECADEinc. 主題歌:大橋トリオ「オールドタイム」
出演:村上淳、渋川清彦、三浦誠己、河合青葉、山本浩司、テイ龍進、渡辺真起子、菅田俊 他
GUEST
三宅唱[映画監督]
1984年札幌生まれ。映画美学校フィクション科修了。『スパイの舌』(08)が第5回CO2エキシビション・オープンコンペ部門最優秀賞を受賞。同映画祭の助成作品として初長編『やくたたず』(10)を製作・監督。
村上淳[俳優]
1973年大阪府生まれ。『ぷるぷる 天使的休日』(93)で映画初出演。『ナビィの恋』(99)、『新・仁義なき戦い』(00)、『ヘヴンズストーリー』(10/瀬々敬久)、『ゲゲゲの女房』(10)、『ヒミズ』(11)。
渋川清彦[俳優]
1974年群馬県渋川市出身。KEEとしてファッション誌等で活動後、06年より渋川清彦に改名。『ポルノスター』(98/豊田利晃)で映画デビューし俳優として活躍。待機作に『横道世之介』(13公開予定/沖田修一)。
三浦誠己[俳優]
1975年和歌山県生まれ。お笑いコンビ「トライアンフ」として活動後、『岸和田少年愚連隊』(96/井筒和幸)で映画デビュー。『リンダ リンダ リンダ』(05)、『冷たい熱帯魚』(11)など出演作多数。

©BeeTV
目を閉じてギラギラ
Eプログラム 15:20 料金1,000円
「BeeTV」配信 哀川翔×綾野剛×監督冨永昌敬 予測不能な男たちの熱いドラマが幕を開ける!!
暴力を嫌い「お説教」を武器に裏社会を生き抜いてきた元ヤクザの希崎は、貸金<ホープ商会>を営むかたわら、子どもたちに野球を教えている。ある日、希崎は債務者のひとりが、かつての天才球児・八木沢であったことを知る。定職に就かず借金まみれの八木沢は、希崎の「お説教」に心打たれ、彼の下で人生を建て直そうと決意するのだが…。今年ももちろん登場!冨永監督が描くオリジナリティ溢れる任侠道は必見!
2011年/日本/127分 監督:冨永昌敬
出演:哀川翔、綾野剛、三浦誠己、児嶋一哉(アンジャッシュ)、渋川清彦 他
GUEST
冨永昌敬[映画監督]
1975年愛媛県生まれ。95年、日本大学芸術学部映画学科監督コース入学。02年『VICUNAS/ビクーニャ』で水戸短編映像祭グランプリを受賞。06年には『パビリオン山椒魚』にて長編デビューを果たす。以後、『コンナオトナノオンナノコ』(07)、『シャーリーの好色人生と転落人生』(08)、『パンドラの匣』(09)、『乱暴と待機』(10)、そして本作『目を閉じてギラギラ』(11)などを次々公開。水戸短編映像祭11年連続の登場!!!!

5 windows+蓮沼執太×染谷将太 music for hundreds of windows
Fプログラム 18:30 料金1,500円
映像×音—気鋭の監督と音楽家による瑞々しくも実験的な映画体験
昨年横浜で開催された港のスペクタクルの企画として、映画監督の瀬田なつきと音楽家蓮沼執太が出会い、製作された本作品。真夏の昼下がり、ある場所で、男女4人の視線が交差した時に紡ぎ出される、記憶、夢、現実を行き来する一つの映像世界。上映後、数多くの映像作家、芸術家との共演を果たす蓮沼執太が、主演俳優の染谷将太によって水戸で撮り下ろされた写真群と共に、ここでしか見られないスペシャルライブを展開。
2011年/日本/40分 監督:瀬田なつき 音楽:蓮沼執太 製作:studio402
出演:中村ゆりか、斉藤陽一郎、長尾寧音、染谷将太
GUEST
瀬田なつき[映画監督]
1979年大阪府生まれ。東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻修了。主な監督作に『彼方からの手紙』(2008)、『あとのまつり』(2009)などがある。2011年、自身初のメジャー映画長編作品『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(出演:大政絢、染谷将太)が全国公開された。
蓮沼執太[音楽家]LIVE
1983年、東京都生まれ。『蓮沼執太フィル』を組織し国内外で音楽公演を行う。映画・ファッション・舞台・広告の音楽など多数制作。最新作に4枚組CDアルバム『CC OO』(UNKNOWNMIX/HEADZ)。主な展覧会に『have a go at flying from music part 3』(東京都現代美術館 個展 2012)。2013年アサヒ・アートスクエアにて個展を開催予定。

コンペティション部門
12:00オープニング
料金1,500円
若手映像作家、映画監督の発掘、育成を目的に上映時間50分以内の短編作品を対象としたコンペティションです。その審査力の高さにも定評があり、過去の入選者達は数多く映画界で活躍中です。本年度は全国から235本の応募があり、その中の8本をノミネート上映。当日会場にて最終審査結果発表、各賞を決定します。
12:10
A Program
センチメンタルムード
32分/小林岳
ある夜、男はコインランドリーで洗濯物が乾くのを待っていた。すると一人の女が現れ、男の使用している乾燥機をのぞき始めた。自分の衣類をそこに忘れたという。乾燥機が停まるまで二人は時を過ごすのだった…。
A Program
他人家族
29分/巻田勇輔
突然2人で暮らすことになった血の繋がらない母と娘。2人の過去と胸中、そして少しの未来を描いた物語。

13:40
B Program
オハヨー
13分/佐久川満月
バス停の女子高生に一目惚れした男は片思いの恋に身悶えする毎日。「オハヨー」の一言もまともに言えぬまま男の思いはスパークし、男は彼女の為に歌を作りはじめる。男の思いは届くのだろうか。
B Program
やさしい器
36分/高野充晃
都会で働いていたが、挫折し、引きこもりになった兄。
兄のかわりに家業の漆器を継いだ弟。弟の彼女に子供が出来たことで二人は岐路に立つ。
引きこもりの兄は弟のために行動する。

B Program
邪魔するな
38分/板倉善之
スーパーのレジ係で働くシングルマザーの水野。ある日、経営改善のために本社から加藤がやってきて従業員の接客態度を見直すことに…。生活の中に潜む困難さに直面した女性が、ささやかな一歩を踏み出す物語。

15:55
C Program
Sugar Baby
50分/隈元博樹
自主映画監督兼俳優の翔平は、祖父の三周忌のため、現場を飛び出し実家へ戻ることになる。久々の帰郷に苛立っていたものの、旧炭鉱街である故郷を放浪するうちに、知られざる街の過去が彼を混乱の渦へと招き寄せる。

C Program
さまよう心臓
10分/秦俊子
廃墟で遊ぶ2人の高校生。奥の部屋から物音が聞こえ、1人が暗い部屋へと入っていく。そこには得体の知れない何かが潜んでおり、2人の高校生は心臓を奪われてしまう。その廃墟に立ち寄った幼い少年と妹は…。

C Program
トゥルボウ
19分/多田昌平
無職の青年がある日見つけた謎のアルバイト。
とぼけた雇い主に連れられて、辿り着いた現場はのどかな山奥。そこで青年が目にした光景は…。
17:40 【招待上映】・審査結果発表・審査員講評
招待上映作品 「ムージック探偵 曲菊彦」 田中羊一&ヤング・ポール
19:50 クロージングパーティー 入場チケット17日・当日会場にて販売
■審査員
冨永 昌敬(映画監督)/瀬々 敬久(映画監督)/伊藤 和宏(プロデューサー)/櫻井 琢郎(水戸芸術館演劇部門学芸員)