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2023-08-09 更新
「水戸室内管弦楽団第111回定期演奏会」お客様からのご感想
水戸室内管弦楽団 第111回定期演奏会
2023年5月13日(土)19:00開演、14日(日)15:00開演
5月13日(土)と14日(日)、ピアニストのマルタ・アルゲリッチさんと指揮者のディエゴ・マテウスさんをお迎えし、水戸室内管弦楽団(MCO)第111回定期演奏会を開催しました。おかげさまで両日ともチケットは完売、5月16日(火)に東京オペラシティで開催された東京公演(主催:公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団)もチケット完売でした。沢山のお客様のご来場を賜りまして、本当にありがとうございました。
この演奏会の1週間ほど前の5月8日、新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に移行したこともあり、コロナ以前のコンサートの賑わいが戻ってきたことを喜ぶ声が、お客様からのアンケートに数多く寄せられていました。また、県外のかなり遠方から水戸にいらしてくださったお客様も少なくなかったことが印象的でした。木管楽器セクションのシルヴィア・カレッドゥさん(フルート)、マテ・ベカヴァッツさん(クラリネット)、マーク・ゴールドバーグさん(ファゴット)も、コロナ以来久しぶりの再会でした。
ディエゴ・マテウスさんとMCOは初顔合わせながら、打ち解けた雰囲気で音楽を練り上げ、モダニスティックなオーケストレーションのプロコフィエフ作品とストラヴィンスキー作品では、精密さとともにダイナミズムも盛り込み、緩急の激しいコダーイ作品では、リハーサルを重ねながら音楽の展開をスムーズかつドラマチックに仕上げていきました。
今回が5度目の共演となるマルタ・アルゲリッチさんは、コンチェルトの第2楽章ではジャズを思わせる抒情をたっぷりと奏でたかと思えば、第3楽章では驚速のテンポで疾走し、MCOはそれに応えて、「おもちゃ箱をひっくり返したような」としばしば形容されるこのコンチェルトの魅力を引き出していました。
公演写真とともに、ご感想の一部を掲載いたします。
Photo: Michiharu Okubo
【アンコール】
5/13 ラヴェル: ピアノ協奏曲 ト長調 より 第3楽章
5/14 J.S.バッハ:イギリス組曲 第3番 ト短調 BWV808 より ガヴォット(ピアノ独奏)
>公演詳細ページはこちら
〈お客様からのご感想〉
◆コロナ下で動画を活用していましたが、やはり生の演奏の素晴らしさにはかなわないですね。エネルギーを直接感じます。アルゲリッチさんの公演にはなかなか行かれず、今回が初めてで嬉しかったです。MCOの演奏レベルの高さは素晴らしいですね! これからも演奏会に通います。楽しみにしています。(50代・女性)
◆1曲目から名演続きでしたね。毎週日曜にラジオ番組「みんなのクラシック」で冒頭だけ流れる〈プルチネッラ〉を久々に全曲聴けて、来て良かったと思いました。新しい市民会館でも演奏を聴いてみたいです。(50代・男性)
◆初めてMCOを聴きましたが、すごい、素晴らしいの一言。圧巻です。水戸芸術館のホールも、ステージと客席が近く、とても親しみがわきます。このような芸術的な遺産を残してくれた初代館長の吉田秀和氏とホールを作った磯崎新氏に感謝せずにはいられません。(40代・男性)
◆今回のプログラムは、今までのMCOにあって、無かったような、目から鱗の曲目でした。万華鏡の中にころがりこんだような音の数々でした。(女性)
◆初めて水戸芸術館に来ましたが、素晴らしいホールで感激しました。今日は特に木管楽器の方々の演奏に感動しました。アルゲリッチさんの演奏が聴けて幸せでした。(40代・女性)
◆あらためてMCOの音楽の素晴らしさに感動。今まで聴いてきたものを新鮮に聴くことができました。ラヴェルの第2楽章に感動しました。
◆学生時代にバルトーク、プロコフィエフ、コダーイにずっとはまっていたときがありました。その中でも〈ガランタ舞曲〉は特に好きな曲の一つでした。録音は少なく、生演奏で聴ける機会もなかなかありませんでした。このマニアックな熱い曲を多くの人に聴いてもらえたことが、勝手ながらも、嬉しく思ってしまいました。とても素敵でした。(40代・男性)
◆楽団員みんなが支え合い、高い演奏を志す姿に感動しました。アルゲリッチさんもとても良かったです。ありがとう!(60代・女性)
◆久しぶりに胸に迫る音楽を、パワーをいただきました。2週間前に父を亡くし、しばらく音楽にふれることなく、いろいろなことに追われていましたが、音楽の力をいただきました。大好きなアルゲリッチの演奏。もう涙が止まりません。明日からまた前向きに頑張ります!(60代・女性)
ほか、たくさんのご感想をありがとうございました。
頂きましたご感想につきましては、今後の参考とさせていただきます。
水戸芸術館音楽部門