チケット

【重要なお知らせ】

コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM

  • コンサートホールATM
  • 発売中
  • 音楽
  • 専属楽団
  • 公演

水戸芸術館開館30周年記念事業水戸室内管弦楽団 第104回定期演奏会

2019年10月25日(金)18:30開場・19:00開演、27日(日)14:30開場・15:00開演 

“当代最高のホルン奏者”と称されるラデク・バボラーク。指揮者としての活躍も目覚ましく、高い音楽性と温かい人柄で練達のMCOメンバーたちからも絶大な信頼を集めている。そんなバボラーク&MCOが、ヴァーグナー、リスト、ブルックナーというロマン派の作曲家の作品を取り上げ、室内管弦楽団のさらなる可能性を追求する。そしてロゼッティの〈ホルン協奏曲 ニ短調〉で、バボラークは驚くべき至芸と芳醇な音色を披露する。

【曲目】
〈第1部 指揮者なし〉
ヴォルフ:イタリア風セレナード
ロゼッティ:ホルン協奏曲 ニ短調 Murray C38(ホルン独奏:ラデク・バボラーク)

〈第2部 指揮:ラデク・バボラーク〉
ヴァーグナー(シュトルツ編曲):歌劇《タンホイザー》序曲
ブルックナー:弦楽五重奏曲 ヘ長調 より 第3楽章 アダージョ
リスト(トバーニ編曲):ハンガリー狂詩曲 第2番 S.359-4
   

続きを読む

©Michiharu Okubo

ラデク・バボラーク

Radek Baborák

Conductor, Horn

プロフィール

1976年チェコのパルドビツェ生まれ。8歳よりホルンを学び、89年よりプラハ音楽院でベドジフ・ティルシャル教授に師事、みるみるうちに頭角を現した。プラハ、ジュネーヴ、マルクノイキルヒェンに続き、94年、ミュンヘン国際コンクールで優勝し、「美しく柔らかな音色」「完璧な演奏」「ホルンの神童」と評されるなど、世界の注目を集めた。
以来、ヨーロッパ、アメリカなど各地で活発な演奏活動を展開。小澤征爾、ダニエル・バレンボイム、サイモン・ラトルなどトップクラスの指揮者の信頼も厚く、これまでベルリン・フィルハーモニー管弦楽団はもちろん、バイエルン放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団等と共演。世界中のコンサートホールはもちろん、ザルツブルク復活祭、フィレンツェ五月祭、サンクトペテルブルク白夜祭、プラハの春などの音楽祭にも定期的に招かれている。
これまでチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バンベルク交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・ホルン奏者を歴任。その他にもサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団をはじめとする世界のオーケストラにも参加。室内楽の分野でも、チェコの仲間達と結成した木管五重奏団アフラートゥス・クインテット、バボラーク・アンサンブルでの活動をはじめ、アンドラーシュ・シフ、ルドルフ・ブフビンダー、ジャニーヌ・ヤンセン、樫本大進、エマニュエル・パユ、アルブレヒト・マイヤー、フランソワ・ルルー、イアン・ボストリッジ等の素晴らしいソリスト達と共演している。
バボラークの尊敬するホルン界の巨匠ヘルマン・バウマンは「彼の演奏は我々を18世紀の祝祭的な雰囲気へと連れていってくれる。チャーミングで柔らかな音色はこの上なく耳に心地よく響く。その演奏の繊細さと表現力の豊かさはホルンという楽器を最高に歌わせ、その解釈は自然な力とナイーヴな素朴さを生み出す」と評している。
また近年は指揮者としての活躍も目覚ましく、自ら創設したチェコ・シンフォニエッタの定期的なシリーズとレコーディングを開始、ヨーロッパでの客演を重ねている。日本では2013年に水戸室内管弦楽団定期演奏会にデビュー、オーケストラと聴衆から絶大な支持を集めた。その後も紀尾井シンフォニエッタ、新日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団等に客演を重ね、水戸室内管弦楽団では2017年、2018年の定期演奏会でも指揮を行っている。2018年には山形交響楽団首席客演指揮者に就任。2019年夏にはサイトウ・キネン・オーケストラにもデビュー。モーツァルト、バルトーク、ラヴェル、プロコフィエフの作品を指揮、絶賛を博した。

閉じる

水戸室内管弦楽団

Mito Chamber Orchestra

プロフィール

水戸市は、日本の近代化の幕開けに多大な貢献を果たした歴史都市である。江戸時代(1603~1867)、徳川御三家のひとつとして栄え、徳川慶喜公は、徳川幕府最後の将軍として明治維新への道を開いた。日本三大名庭園の一つ「偕楽園」、江戸時代最大の藩校で多くの指導者、知識人を輩出した「弘道館」といった歴史文化遺産に恵まれている。水戸市は、そのような先進的精神を受け継ぎ、1990年に市制100周年を記念して、コンサートホール、劇場、美術ギャラリーを有する複合文化施設「水戸芸術館」を設立した。
水戸室内管弦楽団(以下MCO)は1990年、水戸芸術館の専属楽団として、初代館長・吉田秀和の提唱により誕生した。日本を代表する指揮者である小澤征爾が、2013年水戸芸術館の館長に就任すると同時にMCOの総監督となり、その運営にあたっている。メンバーは、ソリストとして、またオーケストラの首席奏者として、世界的な活躍を続ける21名の日本人音楽家および5名の外国人音楽家たち。水戸芸術館コンサートホールATMで開催される定期演奏会は、小澤征爾をはじめ指揮者を迎える演奏会とともに、指揮者を置かないアンサンブルによる演奏会にも力を入れている。音楽家たちは、演奏会の度に、世界各地から水戸芸術館に集まり、集中的にリハーサルを行う。
 日本人作曲家への委嘱も積極的に行っており、 一柳慧〈汽水域〉、 林光〈悲歌〉(95年度尾高賞受賞)、平義久〈彩雲〉 などの作品が初演されている。またソニークラシカル、ユニバーサル・ミュージック、DECCAなどからCD17枚、NHKエンタープライズなどからブルーレイ/DVD 3枚が発売されており、いずれも高い評価を受けている。
 1996年からMCOは活動の舞台を水戸以外に広げ、東京・サントリーホールや大阪・フェスティバルホールなど日本各地で演奏会を行っている。98年、2001年には小澤征爾の指揮でヨーロッパ公演を行い、世界有数の室内管弦楽団との評価を確立した。08年6月の第3回ヨーロッパ公演は、指揮者なしで実施。ミュンヘン、フィレンツェ、マドリードの3都市で公演を行い、その実力を絶賛された。

閉じる

公演概要

会場

コンサートホールATM

開催日

2019年10月25日(金)18:30開場・19:00開演、27日(日)14:30開場・15:00開演 

「水戸室内管弦楽団 子どものための音楽会」へ一般の方をご招待!

水戸室内管弦楽団 第104回定期演奏会のチケットをご購入くださった方を対象に、
「水戸室内管弦楽団子どものための音楽会」へご招待させていただきます。

事前のお申し込みは不要です。公演当日に第104回定期演奏会のチケットをご提示いただいて、ご入場いただきます。

■水戸室内管弦楽団 子どものための音楽会
10月24日(木)10:40開演(10:10開場)
会場:リリーアリーナMITO(青柳公園市民体育館)
対象:市内および近郊の小学5年生
入場方法:会場入口の受付にて、第104回定期演奏会のチケットをご提示ください。
※ご来場の際は、スリッパなど上履きをお持ちください。

お問合せ

水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111

関連プログラム