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アンドレアス・シュタイアー&アレクサンドル・メルニコフ~シューベルトのピアノ連弾曲を集めて~

2022年4月10日(日) 14:15開場・15:00開演

シュタイアーとメルニコフ。その名前を耳にしただけで心ときめかずにはいられない鍵盤楽器界きっての師弟がデュオを組み、シューベルトのピアノ連弾曲ばかりを集めたコンサートを開きます。
ピアノ連弾曲が作曲家シューベルトにとって重要なジャンルであったことは、意外に知られていません。最初のドイチュ番号が与えられた13歳の時の〈幻想曲〉D1から、死の年に書かれた〈ロンド〉D951まで、生涯にわたって40曲近くの連弾曲が残されています。
音楽家を志した青年シューベルトは、家を飛び出し、作曲に励むものの、社会には見向きもされない“さすらい人”となってしまいました。そんな孤独なシューベルトが何よりも愛したのが、気のおけない友人たちとの“シューベルティアーデ”の集いであり、そこでしばしば演奏されたのがピアノ連弾曲でした。友人たちに囲まれたシューベルトのほほえみや涙など、素のままの表情が、音というフィルムを通じていきいきと映し出されるのがピアノ連弾曲というジャンルなのです。
シュタイアーとメルニコフという極上のピアノ・デュオによる楽興の時。それはあたかも現代版“シューベルティアーデ”のように、あたたかく聴く人を迎え入れてくれることでしょう。


【出演】
アンドレアス・シュタイアー(ピアノ)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)

【曲目】
シューベルト(1797~1828)
ピアノ連弾曲集
 6つの大行進曲とトリオ D819より 第3番 ロ短調
 4つのレントラー D814
 6つのポロネーズ D824より 第1番 ニ短調
 2つの性格的な行進曲 D886(968b)より 第1番 ハ長調
 フランスのモティーフによるディヴェルティメント D823より アンダンティーノ変奏曲
 ロンド イ長調 D951
 創作主題による8つの変奏曲 変イ長調 D813
 幻想曲 へ短調 D940

※全曲とも1台4手で演奏されます。(使用楽器:スタインウェイ)

©Josep Molina

アンドレアス・シュタイアー

Andreas Staier

Piano

プロフィール

ドイツのゲッティンゲン生まれ。ハノーヴァーとアムステルダムでピアノとチェンバロを学び、1983年から86年までムジカ・アンティクァ・ケルンのチェンバロ奏者として活躍した。その後ソロ活動に専念、フォルテピアノとチェンバロのスペシャリストとして国際的に活躍している。80年代初頭のデビュー当時は、チェンバロとフォルテピアノを弾くにもかかわらず、「バックハウスやケンプ以来の、ドイツ音楽を代弁するピアニスト」と賞され、彼の大いなる才能が注目された。その後も真摯に自らの芸術を極め、今や「巨匠」への道を着実に歩む数少ない実力者として広く認められるところとなった。
 ソロ活動に加えて、リート伴奏、室内楽奏者としても、アンネ=ゾフィー・フォン・オッター、ペドロ・メメルスドルフ、アレクセイ・リュビモフ、ジャン=ギアン・ケラス、クリストフ・プレガルディエンなど、世界的ソリストとの共演も多い。
 チェンバロ、フォルテピアノ、モダン・ピアノと、作品の時代に合わせた鍵盤楽器を巧みに弾きわけ、オーケストラのソリストとして、コンチェルト・ケルン、フライブルク・バロック管弦楽団、ベルリン古楽アカデミー、シャンゼリゼ管弦楽団などと欧米各地で共演している。
 2015年5月にはサントリーホールにてエイヴィン・グルベルグ・イェンセン指揮の読売日本交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17番を共演。同年12月にはいずみシンフォニエッタ大阪との共演でモーツァルトのピアノ協奏曲第27番で弾き振りした。
 CDはドイツ・ハルモニア・ムンディを中心に数多く録音し、『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』(2011年度レコード・アカデミー賞大賞銅賞・器楽曲部門)、『ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲』(2012年グラモフォン年間最優秀アーティストにノミネート)等が世界各地で高い評価を得ている。
 水戸芸術館では1998年水戸室内管弦楽団第36回定期演奏会(ライナー・クスマウルとメンデルスゾーンの協奏曲を共演、モダン・ピアノを演奏)、2006年リサイタル(フォルテピアノを演奏)に出演している。

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©Julien Mignot

アレクサンドル・メルニコフ

Alexander Melnikov

Piano

プロフィール

1973年モスクワ生まれ。6歳でモスクワの中央音楽学校に入学し、モスクワ音楽院ではレフ・ナウモフ教授に学ぶ。卒業後、ミュンヘンでエリソ・ヴィルサラーゼに師事。アンドレアス・シュタイアーやカール=ウルリッヒ・シュナーベルらから手ほどきを受けたほか、スヴャトスラフ・リヒテルとも親密な関係を築いた。
 1989年のシューマン国際コンクール、1991年のエリザベート王妃国際音楽コンクールなど主要な国際ピアノコンクールで入賞、以来世界的に活躍している。
 シャルル・デュトワ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管およびフィラデルフィア管、ワレリー・ゲルギエフ指揮ロッテルダム・フィル、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管および東京フィル、ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィルをはじめとして、ロイヤル・コンセルトへボウ管、BBCフィル、BBC 響などとの共演を果たしている。
 リサイタルではコンセルトヘボウ、サントリーホール、アルテ・オーパー、クィーン・エリザベス・ホール、シャトレ座など世界の主要なホールに出演。
 室内楽ではワディム・レーピン、ナターリヤ・グートマン、ユーリ・バシュメット、アレクサンダー・ルディン、ピーター・ウィスペルウェイ、ジャン=ギアン・ケラスと共演。現在はイザベル・ファウストとデュオを組んでいる。また、アンドレアス・シュタイアー、ボリス・ベレゾフスキー、アレクセイ・リュビモフとピアノ・デュオ活動も行っている。
 CDはハルモニア・ムンディよりブラームス、ラフマニノフやスクリャービンのソロのほか、ファウスト、ケラスなどとの共演による室内楽曲をリリース。ファウストとの『ベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全集』はドイツのエコー・クラシック賞およびグラモフォン・アワードを受賞。『ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ』は2010年の最優秀録音に贈られる“Choc de classica”賞を受賞した。
 水戸芸術館では2020年4月にリサイタルが予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため残念ながら中止となった。

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公演概要

会場

コンサートホールATM

開催日

2022年4月10日(日) 14:15開場・15:00開演

【新型コロナウイルス感染症拡大防止に関するお客様へのお願い】

・新型コロナウイルス感染症の再拡大など、状況の悪化により内容の変更や公演の中止または延期を余儀なくされる場合もございますので、最新情報は当館ウェブサイトやSNSにてご確認ください。
・入館時の検温にご協力お願いいたします。37.5度以上の熱があった場合はご入場をお控え願います。
・館内ではマスクの着用をお願いいたします。
・まわりの方とは距離をおとりください。
・体調がすぐれないお客様はご来場をお控えください。
・手洗いと手指の消毒にご協力ください。
・出演者とのご面会はご遠慮いただきます。また、出演者への花束やプレゼントはスタッフがお預かりいたします。

チケット情報

料金

【全席指定】一般 6,000円、U-25(25歳以下)2,000円 ※未就学児入場不可 

チケット発売日

一般発売

2022年2月26日 9:30〜
会員先行予約がありますので、一般発売日の時点で当館取り扱い分が終了している場合があります。

先行予約 運営維持会員

2022年2月22日 9:30〜
※電話・Web予約のみ

先行予約 水戸芸術館メンバーズ

2022年2月23日 9:30〜
※電話・Web予約のみ

チケットの取扱い

窓口
水戸芸術館 エントランスホール内チケットカウンター(営業時間 9:30〜18:00/月曜休館)
お電話
水戸芸術館 チケット予約センター TEL: 029-231-8000 (営業時間 9:30〜18:00/月曜休館)
窓口
ヤマハミュージックリテイリング水戸店 TEL: 029-244-6661(店頭販売のみ)
お電話
かわまた楽器店 TEL: 029-226-0351
WEB
e+(イープラス) http://eplus.jp (PC・携帯)

*未就学児はご入場いただけません。
*車椅子のお客様、盲導犬、介助犬同伴のお客様は、お座席へのスムーズなご案内のため、予約時にお知らせください。
*公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの払い戻し、交換等はお受けできません。

お問合せ

水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111

U-25チケットについて(枚数限定)

・25歳以下の方が対象のお得なチケットです(未就学児不可)。
・ご購入いただきましたご本人様のみご利用可能です。
・ご入場の際には、年齢を証明するものが必要となります。
・取り扱いは水戸芸術館のみとなります。