水戸室内管弦楽団 第112回定期演奏会指揮・オーボエ独奏:ハインツ・ホリガー
2023年10月21日(土)、22日(日) 両日14:30開場 15:00開演
巨匠ハインツ・ホリガ―が3度目の共演
MCOと共にまだ見ぬ音楽の地平を拓く――
伝説(レジェンド)が再び帰ってくる。オーボエ奏者として、指揮者として、そして作曲家として、現在も八面六臂の活躍を続けるハインツ・ホリガーが水戸室内管弦楽団(MCO)と3度目の共演に臨む。プログラムは、ホリガーならではの独創性に富んだもの。まず、自作の〈メタ・アルカ〉。弦楽合奏のための難曲であり、MCO弦セクションの技量と音楽性が試される。次の2曲はホリガーのオーボエ独奏による。ベートーヴェンやシューベルトとほぼ同時期に活躍したフンメルの作品では朗々とした美しい響きを、2年前に亡くなったスイスの現代作曲家ケルターボーンの作品では特殊奏法も交えた超絶技巧を楽しめるだろう。プログラムを締めくくるのは、シューベルトの〈未完成〉。ホリガーはその前に、ローランド・モーザーが最晩年のシューベルトの別の”未完成交響曲”のスケッチからオーケストレーションを施した〈アンダンテ〉を置き、名手揃いのMCOとともに、夭逝した天才作曲家が夢みた新たな音楽世界を描く。
【指揮・オーボエ独奏】ハインツ・ホリガー
【曲目】
ホリガー:メタ・アルカ
フンメル:オーボエと管弦楽のための序奏、主題と変奏曲 作品 102
ケルターボーン:オーボエと弦楽オーケストラのための変奏曲
シューベルト(モーザー編):アンダンテ ロ短調 D936A
シューベルト:交響曲 第 7 番 ロ短調 D759〈未完成〉
【オーケストラ出演者(パート順・五十音順)】
◎ヴァイオリン フェデリコ・アゴスティーニ、植村太郎、小栗まち絵、川崎洋介
佐份利恭子、島田真千子、瀬川祥子、竹澤恭子、田中直子、豊嶋泰嗣、
中村静香、山田 周、依田真宣
◎ヴィオラ 川崎雅夫、川本嘉子、鈴木 学、千原正裕
◎チェロ 上村 昇、黒川実咲、辻本 玲、森田啓介
◎コントラバス 池松 宏、佐渡谷綾子
◎フルート 上野星矢、セバスチャン・ジャコー
◎オーボエ フィリップ・トーンドゥル、南方総子
◎クラリネット 照沼夢輝、山本正治
◎ファゴット 鹿野智子、水谷上総
◎ホルン 勝俣 泰、日橋辰朗
◎トランペット 伊藤 駿、若林万里子
◎トロンボーン 岡本 哲、呉 信一、野々下興一
◎ティンパニ 竹島悟史
◎ステージマネージャー 佐藤昌樹