MCOセミナー・ウインズ 2024水戸室内管弦楽団の管楽器メンバーとセミナー受講者の合同コンサート
2024年1月21日(日) 13:30開場 14:00開演(終演予定15:30)
小澤征爾が総監督を務め、日本を代表する演奏家を集めた水戸室内管弦楽団のメンバーによるレッスンを受講した4つの管楽器アンサンブルが、レッスンの成果を披露します。最後には講師と受講者全員での合奏もあるスペシャル・コンサート。茨城県で活動する幅広い層の受講者たち、そしてMCOの名手たちによる、管楽器アンサンブルの多彩な音色、美しく力強い響きをどうぞ!
【出演団体・曲目・担当講師】(出演順)
水戸第三高等学校吹奏楽部 木管三重奏
アーノルド:ディヴェルティメント 作品37より
講師 岩佐和弘(フルート/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、カスタムウインズ木管五重奏団、東京音楽大学特任准教授)
茨城高等学校・中学校吹奏楽部 クラリネット八重奏
八木澤教司:パーテル・ノステル
講師 山本正治(クラリネット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、東京藝術大学名誉教授、武蔵野音楽大学特任教授)
アンサンブルStrom(シュトローム) 金管五重奏
マウラー:12の小品より
講師 猶井正幸(ホルン/水戸室内管弦楽団楽団員代表、桐朋学園大学特任教授)
金管五重奏 in 茨城
エヴァルド:金管五重奏曲 第1番 作品5
講師 呉 信一(トロンボーン/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、京都市立芸術大学名誉教授、大阪音楽大学、相愛大学客員教授)
講師と受講者の合同演奏
グリーグ(黒川圭一 編曲):組曲〈ホルベアの時代から〉 より
水戸第三高等学校吹奏楽部 木管三重奏
Woodwind Trio
フルート:加古藤夏帆、オーボエ:檜山琳音、クラリネット:寺内弘志
プロフィール
茨城県立水戸第三高等学校は水戸駅からほど近い水戸城址跡に建ち、まもなく創立100周年の歴史ある学校。吹奏楽部は「量より質のメリハリのある部活」をモットーに、西洋音楽の伝統に根ざした楽曲を中心として、各種コンクール、定期演奏会など、応援してくださる皆様に豊かな「三高サウンド」をお届けすべく、日々音楽に向き合っている。本年度は、東関東吹奏楽コンクールB部門銀賞などの成績をおさめた。アンサンブルとしては、2012年に第35回全日本アンサンブルコンテストにおいてトロンボーン四重奏で金賞を受賞し、後進の目標となっている。今回は、今年度アンサンブルコンテスト出場メンバー3人が受講する。
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茨城高等学校・中学校吹奏楽部 クラリネット・アンサンブル
Clarinet Ensemble
E♭クラリネット:田村美尋、B♭クラリネット:相田爽月、中田美音、北野由維、小泉亜香里、アルト・クラリネット:小澤美月、バス・クラリネット:尾形志保、コントラバス・クラリネット:冨田すず
プロフィール
茨城高等学校・中学校は1927年創立。前身は水戸藩校「弘道館」までさかのぼる。吹奏楽部は1956年創部。茨城県吹奏楽コンクール高等学校の部において25回連続金賞受賞、県代表として東関東大会に20回出場している。今回受講するメンバーは、2023年3月に開催された(一社)日本クラリネット協会主催の「第17回クラリネットアンサンブルコンクール2023年」の小・中学生部門、高校生部門にそれぞれ4重奏で応募。両部門で予選を通過し本選出場を果たした。
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アンサンブルStrom(シュトローム) 金管五重奏
Brass Quintet
トランペット:春田憲行、渡辺敏行、ホルン:酒井美和、ユーフォニアム:川部恵理子、テューバ:渡辺真理子
プロフィール
水戸市・ひたちなか市を中心に活動しているアマチュアの金管打楽器アンサンブル。気の合う仲間で集まり、2013年に結成。今年結成10周年を迎えた。現在は14名のメンバーでアンサンブルを楽しんでいる。主に地域のお祭りや依頼演奏、市民音楽祭、アンサンブルコンテスト等に出演し、2015年には茨城県アンサンブルコンテスト職場・一般の部において第1位朝日賞を受賞。2018年には東京吹奏楽団バストリオとのコンサートを開催した。
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金管五重奏 in 茨城
Brass Quintet in Ibaraki
トランペット:小倉大和、只木結乃、ホルン:鴨志田 涼、トロンボーン:篠塚裕太、テューバ:吉田怜生
プロフィール
茨城県出身、あるいは現在茨城県内の大学に在籍するなど、茨城にゆかりのあるメンバーで結成。全員が大学生であることから活動拠点は異なるが、各々演奏活動や小中学校の部活動の指導活動など、幅広く活動している。地元のプロ・オーケストラである水戸室内管弦楽団の演奏に心惹かれ、憧れをもって音楽に向き合っているメンバーである。今回、レッスンで大きな学びと新たな発見をし、今後の成長に繋げていきたい。
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岩佐和弘
Kazuhiro Iwasa
フルート/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
プロフィール
東京音楽大学卒業後、渡仏。フルートをレイモン・ギオー、工藤重典に師事。パリ10区立ベルリオーズ音楽院、およびパリ・エコール・ノルマル音楽院を首席で卒業。パリUFAM国際コンクールフルート部門に入賞。1991年小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラのヨーロッパ・アメリカ・ツアーに参加し、以来25年以上にわたり松本でのサイトウ・キネン・フェスティバル、ツアーに参加。1993年東京文化会館にてリサイタル開催。これまでに霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、清里音楽祭、水戸室内管弦楽団、パイヤール室内管弦楽団、トウキョウ・モーツァルト・プレイヤーズの公演などに出演。カスタムウインズ木管五重奏団メンバー。現在東京音楽大学特任准教授。
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©Ayane Shindo
山本正治
Masaharu Yamamoto
クラリネット/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
プロフィール
1972年、第41回毎日音楽コンクール管楽器部門第1位入賞。73年に東京芸術大学を安宅賞を受賞して卒業。その後、北西ドイツ音楽アカデミーでヨスト・ミハエルスに師事。ソロイスト国家試験に最優秀の成績で合格。75年にデュッセルドルフ交響楽団のソロ・クラリネット奏者に就任した。76年、フランス・コルマー国際室内楽コンクール木管楽器三重奏部門で第2位を受賞した。83年に帰国。木曽音楽祭、倉敷音楽祭、宮崎国際音楽祭、サイトウ・キネン・オーケストラなどに参加。木曽音楽祭ではディレクターを務める。ソロ、室内楽、オーケストラと多岐に渡る活発な演奏活動を行なっている。元新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者。東京芸術大学名誉教授、武蔵野音楽大学特任教授、日本クラリネット協会会長。
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猶井正幸
Masayuki Naoi
ホルン/水戸室内管弦楽団楽団員代表
プロフィール
桐朋学園大学で学ぶ。1973年東京交響楽団に入団の後、75年よりドイツ国立ケルン音楽大学に留学。エーリッヒ・ベンツェルに師事する。ニーダーライン交響楽団、ビーレフェルト・フィルハーモニーオーケストラを経て、81年からボン・ベートーヴェンハレ管弦楽団のホルン奏者を勤めるかたわら、ボン木管五重奏団など室内楽でも活躍する。88年の帰国を機に、99年まで大阪フィルハーモニー交響楽団の首席ホルン奏者を務め、現在桐朋学園大学特任教授として後進の指導にあたる。また、水戸室内管弦楽団では楽団員代表を務めるほか、サイトウ・キネン・オーケストラなどのメンバーとして活動を続けている。
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呉 信一
Shin'ichi Go
トロンボーン/水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
プロフィール
大阪音楽大学卒業。大阪フィルハーモニー交響楽団に入団。1975年西ドイツ・デトモルト国立音楽大学に留学。大阪文化祭奨励賞、本賞を受賞。大阪フィルハーモニー交響楽団首席トロンボーン奏者として、20 年間にわたる演奏活動の後、室内楽やソロの分野で幅広い演奏活動を行い、後進の指導にもあたっている。現在、京都市立芸術大学名誉教授、大阪音楽大学、相愛大学客員教授。サイトウ・キネン・オーケストラ、ジャパンブラス・コレクション、いずみシンフォニエッタ大阪の各メンバー。ハイブリッドトロンボーン四重奏団主宰。関西トロンボーン協会会長。2014年11月京都市文化功労者受賞。
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