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2016-09-20 更新

二人の名手による珠玉のバロック・プログラム【その3】~イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)&クリスティアン・ベザイデンホウト(チェンバロ)

(その2からの続き)
ファウストとベザイデンホウトが今回の来日公演に携えてくるのは、室内楽の殿堂として名高いロンドンのウィグモアホール公演でも絶賛されたというJ.S.バッハ〈ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ〉を中心としたプログラム。水戸芸術館では、その〈第2番〉〈第4番〉〈第5番〉の3曲に、フローベルガー、ビーバーというバッハの先輩格にあたるドイツの作曲家の作品を組み合わせた大変魅力的なプログラムが演奏されます。ファウスト&ベザイデンホウトのすばらしい演奏で、ドイツ・バロック時代のヴァイオリンと鍵盤音楽の歴史が俯瞰できることでしょう。

【プログラム】
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV1017
フローベルガー: パルティータ 第12番 ハ長調 FbWV612a
J.S.バッハ: ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第5番 ヘ短調 BWV1018
ビーバー: ヴァイオリンと通奏低音のための描写的なソナタ イ長調
ビーバー: 無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア ト短調
J.S.バッハ: ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第2番 イ長調 BWV1015

なお、ファウストの使用楽器は古楽器の名器で、多くの奏者が憧れるヤコブ・シュタイナー(17世紀中頃製)。

ベザイデンホウトが弾くチェンバロは、バッハがケーテンの宮廷楽長をしていた時代に購入したと言われるミヒャエル・ミートケのジャーマン・タイプ(2段鍵盤)のレプリカ(2000年、ヤン・カルスビーク製)です。

(vivo 10月号より)