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  • 音楽

2017-03-25 更新

「ちょっとお昼にクラシック 小林沙羅」 気になる演奏曲目は?

3月23日、東京の紀尾井ホールで、小林沙羅さん(ソプラノ)のリサイタルが開催されました。出演は小林さんのほか、4月9日に水戸芸術館の「ちょっとお昼にクラシック」にもご出演の河野紘子さん(ピアノ)、髙木慶太さん(チェロ)。さらに小林さんの母校である明星学園小学校の子どもたちも合唱で参加していました。
終演後、小林さん、河野さん、髙木さんをパチリ☆
「ちょっとお昼にクラシック」のチラシを持ってくださり、ありがとうございました!

さて、今回の「ちょっとお昼にクラシック ~母の祈りの子守歌~」。チラシではスペースの都合もあり、主な演奏曲のみを載せていました。「プログラムはどうなっていますか?」というお問い合わせもいただいております。

曲目をお知らせいたします(曲順は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。)。

中村裕美:子守唄よ
ヴァヴィロフ:カッチーニのアヴェ・マリア
ロイド・ウェバー:ピエ・イエズ
レーガー:マリアの子守歌 作品76の52
草川 信:揺籃(ゆりかご)のうた
シューベルト:子守歌 作品98の2、D498
シューベルト:アヴェ・マリア(エレンの歌 第3番) 作品52の6、D839
池辺晋一郎:歌
サン=サーンス:白鳥
プレヴィン:ヴォカリーズ
ヴィアルド:星

子守歌やアヴェ・マリアがメインの今回のプログラム。小林さん、河野さん、髙木さんによる最新CD『この世でいちばん優しい歌』の収録曲が中心ですが、CDに入っていない作品もあります。

まずご注目いただきたいのは、水戸出身で日本を代表する作曲家の池辺晋一郎さんによる〈歌〉。
CD『この世でいちばん優しい歌』には、同じく〈歌〉という題名で、新川和江さんの詩による池辺さんの曲が収録されていましたが、4月9日のコンサートで歌われるのは、その曲ではありません。
小林さんが池辺さんに作曲委嘱した新曲で、詩は谷川俊太郎さんの作。その詩は、谷川さんが絵本作家の塚本やすしさんと共作した絵本に寄せたもので、母親の胎内にいる赤ちゃんの話から始まります。やはり今回のコンサートのテーマと結びついた内容ですね。
この池辺さん/谷川さんによる〈歌〉は、3月23日のコンサートで初演されたばかり。水戸での演奏がおそらく2回目と思います。

プレヴィンの〈ヴォカリーズ〉とヴィアルドの〈星〉は、歌とチェロとピアノという、今回のコンサートと同じ楽器編成のために作られたオリジナル作品。この楽器の組み合わせのコンサートはなかなか少なく、そのために演奏の機会も決して多くないのですが、どちらもとても美しい作品です。
この2曲については、また改めて、ブログに書こうと思います。どうぞお楽しみに!