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2019-10-04 更新
水戸室内管弦楽団に参加する豪華メンバーが講師をつとめる公開レッスン

レッスンは午前と午後の2部構成で、午後の部の最後には講師たちのアンサンブルが聴けるミニコンサートもあります。今回の「講師によるミニコンサート」では、講師全員の合奏という、この日だけの、他で聴けないアンサンブルをお届けします! 曲は、グスタフ・ホルスト作曲の吹奏楽のための〈第1組曲〉と〈第2組曲〉。〈惑星〉で有名なホルストが作曲した、吹奏楽の世界では古典的名作として知られる作品です(吹奏楽部で演奏したことのある人も少なくないのでは?)。
この公開レッスンとミニコンサートは、学生だけでなく一般の方入場無料でお聴きいただけます。入場券は水戸芸術館とザ・ヒロサワ・シティ会館で配布中です(お渡しする入場券はお1人様4枚までとさせていただきます。5枚以上ご希望の方、遠方からお越しの方はお問い合わせください。入場券は午前の部、午後の部共通です。何時からでもご入場いただけます)。レッスンとミニコンサートを通して、ぜひ多くの方に、アンサンブルの面白さと奥深さを味わっていただけたらと思います。
このようなMCO公開メンバーによる公開レッスン(セミナー)は2012年から始まり、これまでに小中学生、高校生、のべ1800人以上が受講しています。回数も20回を超えました。そのなかの吹奏楽のレッスンにほぼ毎回参加してくださっているのが、ホルン奏者でMCO楽団員代表の猶井正幸さんです。8月の松本で、10月の定期演奏会についてバボラークさんにインタビューした後、そこに同席してくださった猶井さんに公開レッスンについてもお話を伺いました。
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文・聞き手:篠田大基昔、幼稚園でホースにマウスピースを付けて子どもたちに吹かせたことがあるんです。「これで音が出る?」って聞くとみんなすごく興味を示して、もう口の周りを泡だらけにして吹く(笑)。そうしたら5人に2人ぐらいは音が鳴るんですよね。だから、個人差はあるけれど、楽器に触れて音を出すこと自体はそんなに難しいことじゃないと思います。でもだんだん難しい曲を演奏するようになってくると、楽器の持ち方や吹き方に変な癖がついてくる。そこできちんと対策を講じないといけなくて、難しい曲を練習すればするほど、基礎練習が大事になるんです。水戸で子どもたちを教えていると、演奏の基本をよく教わっている学校もあれば、そうでない学校もあって、レッスンを通して僕らがその差を埋めてあげられたらいいなと思っています。