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「ケアリング/マザーフッド展」(仮タイトル)関連企画ほんでたいわ部「ABC読書会」第2回に読む図書:ブレイディみかこ著『他者の靴を履く―アナーキック・エンパシーのすすめ』
7月9日(土)ほか 13:30~16:00

水戸芸術館現代美術センターでは、2023年2月から、「ケア」とその担い手に目を向ける現代美術展「ケアリング/マザーフッド展」(仮タイトル)を開催します。
人には、人生のさまざまな局面で誰かのケアを受け、また誰かをケアする機会が訪れます。一言にケアと言っても、その経験や想いは十人十色。この複雑なテーマをあつかう展覧会に向け、ケアとその主な担い手となってきた「母」を語り、ことばを耕すための「Art&Book&Care読書会」(略して「ABC読書会」)を開催します。
レベッカ・ブラウンの『体の贈り物』を取り上げた第1回に続き、第2回ではブレイディみかこ著『他者の靴を履く』を取り上げます。タイトルになっている「他者の靴を履く」は、イギリスのことわざであり、意味は「相手の立場で物事を考える/捉える」。他者の靴を履いてみることは重要ですが、履きすぎてしまうと自分の靴を手放してしまうことも。相手の立場で物事を考えながら「私は私を生きる」という軸も忘れないためにはどうすべきか、ブレイディさんの提案やアイデアを皆さんで一緒に読んでいきましょう。
日々ケアとともにある人も、ケアを縁遠く感じている人も、本から生まれる対話をとおして、ケアについて考えてみませんか。
▶ ABC読書会では、1冊の本をその場で分担して読み、内容を共有しながら対話によって理解を深める参加型読書法「アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)」※を取り入れます。会場に用意した本を読むので参加前の準備は不要。課題図書を事前に読んだり、個人で購入したりする必要もありません(既読の方ももちろん大歓迎)。ぜひ気軽にご参加ください。
▶ 読書会への参加は連続でも単回でも可能です。
▶ お子さん同伴での参加を希望される方はスタッフがサポートしますのでご相談ください。
▶ 本と対話で耕した言葉を使って展覧会鑑賞ガイドを共同制作するワークショップも開催します(予定/要別途申込)。
▶ 読む本予定の本:レベッカ・ブラウン『体の贈り物』/ジョアン・C・トロント、岡野八代『ケアするのは誰か?新しい民主主義のかたちへ』/佐野洋子『シズコさん』/川本静子『ガヴァネス―ヴィクトリア時代の「余った女」たち」/他
選書は参加者との話し合いのうえ、変更になる可能性があります。
※アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)とは
アクティブ・ブック・ダイアローグ(R)とは、「1冊の本を分担して読み、要約して、プレゼン発表」、そして「パワフルな問いをベースにダイアローグする」という参加型読書会の方法です。一冊の本を参加者が分担して要約し、担当毎にプレゼン。続くダイアローグでは参加者同士が疑問や感想を述べあいながら、対話をとおした気づきや創発を生み出していきます。アクティブ・ブック・ダイアローグ協会へ http://www.abd-abd.com/
プログラム概要
会場
水戸芸術館会議場
開催日
7月9日(土)ほか
開催時間
13:30~16:00
対象
中学生以上
募集人数
新規5名程度(単回参加可)
参加費
18歳未満無料。18歳以上の継続参加希望者は要年間パスポート、単回参加者は要同時期開催の展覧会入場券(ギャラリー休場期間及び入場無料期間中は無料)
申込期間
6月14日~定員に達し次第終了
申込方法
件名に「ほんでたいわ部」と明記のうえ、①氏名、②年齢、③電話番号、④在住市町村、⑤ひとことコメント(参加動機・質問など)、⑥今後読書会で読んでみたい本(任意)を記入し右記メールアドレスにお送りください。atmcac@arttowermito.or.jp
メールでの申し込みが難しい方は電話にてお問い合せください(tel. 029-227-8120)
備考
読書会への参加は水戸芸術館「新型コロナウイルス感染症予防のお願い」へのご協力をお願いいたします。また、新型コロナウイルス感染症の再拡大により対面でのプログラム開催が困難と判断される場合は、開催方法が変更となる場合がありますので予めご了承ください。
お問合せ
水戸芸術館(代表) TEL:029-227-8111
【主催】
公益財団法人水戸市芸術振興財団
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