オルガン・レクチャーコンサート Vol.2
廣江教授の謎解きファイル「タイトルの秘密」コーディネーター:室住素子
2021年3月7日(日) 18:30開場 19:00開演
こんにちは、私は前回の「オルガン・レクチャーコンサート Vol.1 『オルガン潜入捜査』」でコーディネーターの室住素子さんからオルガン潜入捜査員に任命されたこうちゃんです。前回はオルガンの中にカメラを持って潜入したわけですが、狭いところまで入っていくのは大変だったなぁ…。その次には過去31年間、演奏回数2,700回以上にのぼる「オルガン・プロムナードコンサート」の演奏曲目に潜入せよ! というミッションがくだされ、徹夜で集計をして目が真っ赤になったっけなぁ…。さて、今回はその集計結果を元にオルガン曲の「タイトルの秘密」に迫るべく、東京藝術大学オルガン科の廣江理枝教授に演奏や図解を交えレクチャーしていただきます。オルガンコンサートの常連の方も、これから本格的に聴こうという方も、オルガン音楽をより深く楽しめるようになるレクチャーコンサートに乞うご期待!
講師・廣江理枝さんよりメッセージ
「名は体を表す」と言いますが、オルガン作品の曲名は、それだけでは一体どんな曲なのかイメージしにくいものが多いかもしれません。前奏曲、フーガ、コラール、トッカータ、幻想曲…なんとなく想像はつくけれど、どことなく古風な香りがする、これらのタイトルは抽象的で、これだけでその作品がどのような性格を持つのかわかりません。実は、オルガン曲のタイトルは、個々の楽曲独自の名前というよりも、曲を作る上での形式であったり、その曲のキャラクターを表す言葉だったりと、様々なバックグランドを持っています。オルガン作品のタイトルの謎について、オルガンを愛する水戸の皆様とご一緒に紐解いていきたいと思います。
【講師・演奏】廣江理枝(オルガニスト)
【プログラム】
フローベルガー:トッカータ 第3番
ブルーンス:コラール幻想曲〈いざ来ませ、異邦人の救い主よ〉
J.S.バッハ:前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552
デュリュフレ:組曲 作品5より 前奏曲
ヴィエルヌ:幻想的小品集 第2組曲 作品53より トッカータ