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2016-10-08 更新

水戸室内管弦楽団メンバーによる公開レッスン&ミニコンサート プログラム発表 その1

水戸芸術館スタッフのブログをお読みの皆さま、こんにちは。音楽部門・篠田です。

コンサートホールでは、今日は「水戸の街に響け!300人の《第九》」の合唱練習をやっています(「300人の《第九》」のチラシもできあがりました!)。
明日はイザベル・ファウストさん(ヴァイオリン)とクリスティアン・ベザイデンホウトさん(チェンバロ)という、古楽ファンには夢のようなデュオのコンサート(チケット、まだございますよ!)。
それから明後日、10月10日(月・祝)には、「高校生のための水戸室内管弦楽団メンバーによる公開レッスン&ミニコンサート」と、イベントが連続しています。

さて、10月10日の「高校生のための水戸室内管弦楽団メンバーによる公開レッスン&ミニコンサート」の話を少々。

タイトルに「高校生のための」と銘打っているので誤解されやすいのですが、この公開レッスンもミニコンサートも、高校生だけでなく、小学生、中学生も、大学生も、一般の方もお聴きいただけます(ただ、未就学のお子様はご遠慮いただいております。ご了承ください)。
ステージの上で公開レッスンを受講しているのは高校生です。今回は茨城県立水戸第三高等学校の吹奏楽部の皆さんが受講します。
だから「高校生のための~」となっているわけですが、でも、レッスンを聴講するのは、高校生以外もOK! しかも入場無料!

大切なことなので繰り返しますよ~。いいですか。

無料です!

このイベントは今回で10回目になりますが、毎回楽しみなのは、公開レッスンの後に開催する、講師によるミニコンサートです。
水戸室内管弦楽団に参加している演奏家の方々の演奏が無料(しつこいいかな?)で聴けるなんて、滅多にないチャンスなのです。

講師の方々も、お得意の曲を披露する方、なかなか演奏する機会がないけれど沢山の人に聴いてほしいと秘かに思っている曲を持っていらっしゃる方、これは面白いよ!という曲を紹介してくださる方……、本当にいろいろで、私自身、ミニコンサートの曲目のご連絡をいただくときは、ワクワクしています。

10月10日のミニコンサートも、楽しいプログラムになりました。
当日を先取りして、このブログで公開しちゃいます!


 

~プログラム~

フーバー:クラッシュ・ミュージック
竹島悟史(シンバル)

ノヴォトニー:ア・ミニット・オブ・ニュース
竹島悟史(スネアドラム)

竹島悟史:ミッドナイト・ブリーズ
竹島悟史(マリンバ)

チャイコフスキー:《四季》 作品37bis より 10月〈秋の歌〉
猶井正幸(ホルン)、竹島悟史(ピアノ)

服部隆之:《真田丸》 より メインテーマ
猶井悠樹(ヴァイオリン)、竹島悟史(ピアノ)

ドビュッシー:狂詩曲 第1番
四戸世紀(クラリネット)、竹島悟史(ピアノ)


 

竹島悟史さん 高校生吹奏楽セミナーにて

ミニコンサートの始まりは、NHK交響楽団の打楽器奏者で、今年3月に小澤征爾館長がベートーヴェンの交響曲第5番を振った水戸室内管弦楽団第95回定期演奏会でティンパニを務めた、竹島悟史さんのステージから。

1曲目のフーバー作曲〈クラッシュ・ミュージック〉。
この曲、シンバルのソロです。
シンバルって、両手で持ってジャーンと打ち鳴らす、長ーい交響曲のなかで1回しか出番がなかったりする、それだけに一撃のインパクトはデカい、あの楽器ですよ?
そういう楽器にもソロの曲があるんですね。しかも演奏時間は4分くらいかかります。
どういう曲か、どうぞお楽しみに!

〈クラッシュ・ミュージック〉とは対照的に、ひとつの打楽器の様々な奏法を駆使して演奏されるのが、2曲目のノヴォトニー作曲〈ア・ミニット・オブ・ニュース〉。
ビート感のあるポップな小品です。

竹島さんのステージの最後の曲は、竹島さんの自作自演、マリンバ・ソロ曲〈ミッドナイト・ブリーズ〉!
竹島さんは打楽器奏者であるだけでなく、作曲家としての顔も持ち、さらにピアニストとしても活動されています。
今回のミニコンサートで、他の講師の方々のピアノ伴奏は竹島さんが務めてくださることになりました!

随分記事が長くなってしまったので、ミニコンサート後半の曲目については改めて。

(つづく)